NA.home通信 417号
26.Jun.2016

 みどりの窓口には立川志の輔の落語のようなドラマがある。
 半田駅は窓口が一つ。前にややこしい人がいたら最悪。要注意は手帳を持ったお年寄り。××倶楽部の手帳なのだ。3割引で乗れるが、のぞみには乗れない。なのにわがままな切符の買い方をする。列車を決めるまでに時間がかかり、決まってやれやれと見ているとおもむろに手帳を出し、駅員にあれこれ指示されながら行き先などを書き込んで、ミシン目で切って提出している。後ろから何度も見た光景である。
 
 耐震リフォーム達人塾という活動をしていて、出張がすごく増えたので、思い切ってエクスプレスカードを作った。これでみどりの窓口に並ばずに済むか、と思ったが、新幹線はネットで予約できて、チケットレスで乗れるだが、在来線の特急などは指定できない。これもできたらいいのに。
 初めてチケットレスで新幹線に乗った。改札で自慢げにICカードを出したが、周りのビジネスマンみんなこれだった。
 
 しかし多くなったね、このICカード。社員証や学生証は当たり前になってきた。
 自分も何枚持っているかな。財布の中に4枚、カバンに2枚、引き出しに入れてあって2枚。計8枚、でも気づかないけど実はICカードというものもあるだろう。
 ICカードは便利だけど、何かどこかで管理されているようで薄気味悪い。そういえば運転免許もICカードになっている。たぶん警察は免許証をピッとやるだけで、情報が全部出てくるのだろう。どこで違反したとか、免停がいつかなど。あーヤダヤダ。
 
 話は戻るが、××倶楽部は、今時何で割引を使うたび、ミシン目で切る作業を求めるのだろう。これこそICカードにしてピッピッ読み込んでやればさっと手続きができるのに。じいさんでは着いていけないのかもね。

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