NA.home通信 387号
21.Sep.2014

 妻が三半規管の異常でめまいがするようになった。快方に向かっているので心配しないでいただきたいが、その話ではない。
 買い物と料理が私の仕事になり、おかげで料理の腕が上がった。妻はメニューを決めてから買い物に行くが、私はある材料で何が出来るかを考え、足りないものを買いに行く。無駄が無くなり、気付くと冷蔵庫は空っぽ。飲み物と調味料くらいしか入っていない。私のビールが幅をきかしている。
 
 買い物でカゴを山にしている人を見かけるが、半分は要らないものだろう。
 要るかもしれないものは要らないものだ。食品は賞味期限内に食べなかったらゴミになる。カタログだってそうだ。営業マンが持って来ても使う予定がない建材は翌月の資源回収に回る。「持って帰れ」と言っても「富山の薬と同じで、要るときに使ってくれれば」と置いていく。話が逸れた。
 
 レジ袋は有料だし、指定のバッグはポイントが付くので持っていくが、何のため?−石油製品を減らして地球温暖化防止?。無駄とは思わないが、ちゃんちゃらおかしい。
 ほとんどの商品がパッケージされていて、プラゴミが山ほど出る。卵のパックとレジ袋ってどっちがどうなんだろう。
 
 子どもの頃、祖母が店で卵を商っていた。古い週刊誌をバラして縁を切り、糊で貼って紙袋を作り、それに卵を入れた。味噌は量り売り。セロファンでくるみ、新聞紙で包んだ。当時の包装は全て土に帰る素材だった。捨てても公害になり得ない。
 電気事業連合会提供のラジオ番組で、レジ袋一枚のCO2排出量がどうたらと言っていたが、そんな目糞歯糞、どーでも良い。自分らのやっていることと比べたらどうだ。
 
 プラの包装、全部なくせとは言わないが、上げ底のプラスチックトレイは要らんでしょ。
 特にきざみのり。曲がるとペコンと戻って、のりを撒き散らす。無駄に消費させる仕掛けとしか思えない。
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