NA.home通信 388号
12.oct.2014

 10月10日は東京オリンピック開会から丁度50年。小学4年生だった。
 学校に一台しかないテレビ、割り当てで時限の半分、入れ替えもあり20分くらいしか見られない。そこで見たのは重量挙げで三宅選手が金メダルを取ったシーン。あとで感想文を書かされた。このシーンだからよかったが、1万m走を20分だけ見たなら、何にも書けなかっただろう。
 
 初めて見た重量挙げ、成功だと白ランプ、失敗は赤が点くが白黒テレビでは赤が解らない。それでも夢中で見た。
 それがカラーになり、解像度も上がり、アイスホッケーのパックの動きや卓球の球も見える。チャンネルも増え、スポーツファンにはありがたい時代になった。また、オリンピックは次々といろいろな競技が見られるので楽しい。
 女子の体操を見ていて、水泳中継に換わると選手の体格の違いに驚く。体操選手のような水泳選手は居ないし、逆も居ない。なぜアスリートはその競技に合った体型をしているのだろう。体型に合わない競技は強くならないということだろうか。
 バレーボールの木村沙織、あのかわいい顔で185cmも身長がある。想像が付かない。一度生で見てみたい。それでも世界に行けば背が高いストライカーには入らない。
 
 世界に勝つには日本人の体格では限界があるのか、と思わざるを得ない。そんな中、注目されてきたのはハーフの選手。両横綱は室伏幸治とダルビッシュ有。ガッチリした体格に端整な顔立ち、良いところだけ貰って生まれたとしか考えられない。そんなハーフの若い選手がまだまだたくさん居るらしい。たいへん楽しみである。
 
 ローラのような体操選手とか、滝川クリステルのようなアーチェリー選手とか居たら人気出るよ、きっと。
 話が変わってきたって、だって、おじさんだもの。
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