NA.home通信 385号
10.aug.2014

 おかわり自由や大盛無料の店では、おかわりも大盛もしないと損した気分になる。
 注文時に「大盛無料サービスですが」とか言われると断らないといけない。チャーシューが1枚付くなど見返りがあればいいが、断っただけで何もないと気まずくなり、料理の味もおいしく感じない。支払いも割高に感じる。こういうのをサービスというのだろうか。
 
 500円でスタンプ一つ押してくれる。何点か買って985円だとちょっとがっかりして、1015円だと得した気分になるのは何故だろう。また4950円買って、スタンプ9個しか押してくれないと「ケチ」と思う。スタンプ1つが一体いくらのものか、それで客の気分が良くなるのなら、480円くらいで1つ押してくれても良さそうなものだ。
 
 料理屋の支払いで、レジのお姉さんからそっと白い封筒を手渡された。若い女性からそのようなものをもらったことがない。封筒に「あとでそっと開けてください」と手書きしてある。
 どきどきしながら開けてみると、次回使える割引券。
 「何だ」と思いながらみると、結構な金額の金券。その店は幹事特権を与えているのだ。支払いの数%を金券として幹事にバックする。名前が「完二」のせいか、幹事を良くやらされる。この配慮はうれしい。次に親しい仲間と行っていい顔できる。
 
 気に入らないのが航空会社。グループでチケットを取るのが結構面倒で、フルネームから年齢まで登録して、前払いで支払って、席まで押さえて、それでマイルはひとり分しか付かない。
 幹事総取りのサービスがあってもいいと思う。それどころかメンバーのマイレージ番号の登録もやらなければいけない。
 
 信じる者と書いて「儲け」。信者にならないサービスは「おまけ」じゃなく「負け」だと誰かが言っていた。
 このはがきにも何かポイント付けようか。20枚で設計料10%引きはどう?

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