「サービス中止のお知らせ」昨秋コピーのリコーから送られてきた。
思えば12,3年前、清水の舞台から飛び降りる覚悟でプロッター、A3コピー機、青焼コピーを処分して導入したA2デジタル機である。月2万円のリースだった。CADを導入したときは月10万円だったからそれと比較すればたいしたことではないが、180万円のプロッターを廃棄する決断は根がケチの私としては断腸の思いである。
5年でリースは終了、毎年2万7千円の再リースで延長を繰り返してきたが、年末を以てtheENDである。トナーも現像キットも交換できなくなる。さあどうする?
11月にリコーの営業が来た。新機種の提案である。時代が変わってもA2デジタルの値段は下がらないどころか機能が増した分上がっている。
この歳になってとても無理である。A2のニーズは外注に出しA3の複合機にする腹を決めた。
この通信を印刷していたA4インクジェットは経年で調子が悪い。複合機にすればこれも処分できる。
腹が決まったら早く新機種にしたい、年賀状印刷も迫っている。ところがリコーが来ない。そうなれば義理は無い、知り合いの事務機屋に電話してその旨を伝える。2日後に提案を持ってくることになった。
その朝、レーザープリンターが壊れた。
インクジェットはますます調子悪く、遂にサービス終了直前のA2デジタルしか使えるプリンターが無くなり、待ったなしになった。
事務機屋の提案は丸呑み、「すぐ持って来て」
A3複合機導入と共にA2デジタルは処分、壊れたレーザープリンターとFAXはヤフオクで売却、インクジェットは燃えないゴミの日に出した。
事務所内の景色が大幅に変わった。A2モノクロからA3カラーにシステム変更である。
問題は還暦を迎えた頭だ。ここが変わればわが事務所もシフトアップできる。まるでSLでタイムスリップするがごとくである。