NA.home通信 367号
21.jul.2013

 自分の名前、本名でインターネット検索するのは勇気が要る。
 他人はやっていると思うのでチェックする必要はある。勇気を振り絞って10年ぶりにやってみた。ホームページやツイッター、フェイスブックなど、公開しているものばかり。ちょっとほっとしたが、下のページを見る勇気が無く、1ページだけ見てすぐ閉じた。
 
 昔、飲む席でそういう話題が出て、初めてやってみた。
 その頃はまだ情報が少いから、たいしたものは出なかろうという思いに反し、覚えていないようなテレビのニュース番組に出た場面や記事が出てきてドキリとした。自分はその番組を見ていない。その後10年怖くて見られなかった。
 
 世間では自分のことがどう見られているか、たいへん気になる。仕事柄、半分は人気商売なので、誤った情報で変な風評が出回ったら死活問題だ。それを防ぐためにも公開できる情報はこちらから発信して、防御している?そのつもりである。この通信もその一環である。
 
 情報が氾濫している社会。個人情報は闇の世界で売買されている。闇の世界どころか、あらゆる場所で見張られ、丸裸にされている。
 少し前のこと、客がある映画の中の店や厨房が良い、と言うので、ネットで検索して映像を見まくった。するとその後、その映画のDVDの宣伝がネット上にガンガン流れてくる。見られているようでとても気持ちが悪い。
 
 現在は無線通信網が整っているので、知らず知らずのうちに自分の情報が流れている。最近の家電は全部つながっていると思った方が良い。洗濯機や冷蔵庫にも通信機能が付いているらしい。
 お宅の冷蔵庫の中身や、洗濯物の様子までチェックされているかも。あーーー気持ち悪い。
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