NA.home通信 361号
24.mar.2013

 朝、ウォーキング中に会う中学生、切れ長の目をした美少女がさわやかに挨拶してくれる。おじさんとしては嬉しい。
 お礼ではないが、会う中学生みんなに「おはようございます」と声を掛けるようにした。はにかんでいた男子も数日後には挨拶を返してくれるようになった。
 
 話しは変わって名古屋へ行く電車の中、ベンチシートの隣にキャンディーの香りのするローティーンの女子二人組が座った。私の隣の子は赤いジーンズと黄地に緑の柄のパーカー、ミキハウスカラーである。座席に着くやいなや子どものくせに長い足を組み、スマホをいじる。
 「格好いい先輩はいた?」「んー、居ないな」
 「○○先輩は?」「無理、キモい。△△とつきあってるし」
 ガールズトークを通り越して居酒屋トークのようだ。
 これが今時の女の子か、朝出会う少女と同世代?あの子も朝練のジャージから私服に着替えると実はこうなのか??
 
 草食系男子が増えて、一度も女性と付き合わずに人生を過ごす男が増えてきたとか。僕らがガキの頃そんなヤツ居たか?。みんなモテたくてジタバタする連中ばかりだった。それが当たり前だと思っていた。
 「×組の□□がかわいい」「☆☆がアタックして玉砕した」なんてのは男子の会話だったが、それが逆転したと思えば正常なのかも。
 
 女性は優秀な子孫を残す使命を持って生まれてくる。最近は待っていては取りはぐれるので、攻勢に出てきたのではないか。その現れが電車の女子のトークなのだろう。男子がだらしない裏返しなのだ。
 
 大河ドラマで話題の会津の什の掟に「戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ」とあるが、男子の草食化を防止するため変えた方が良い。
 「戸外で婦人を見たら声を掛けねばなりませぬ」
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