NA.home通信 341号
16.jan.2012

 年越しに出かけた成石神社で引いたおみくじは「末吉」、二年連続である。去年はそのためか、営業成績がかなり落ち込んだ。
 100円のおみくじを信じるわけではないが、気持ち悪いのでどこかで払拭したい。ということで商売の神様、伏見稲荷に行くことにした。
 
 京都駅で新幹線から奈良線に乗り換え二駅、いなり駅で降りた。駅を出ると目の前である。近すぎてちょっと拍子抜けだが、この立地なので関西一の初詣客があるのだろう。
 早速、拝殿で参拝し商売繁盛のお札を買う。1000円と2000円の大きめの札と二種類ある。材料費にそんな違いはない。この価格差は何だ?ここまで来てケチることは末代までの恥になるような気がして2000円の大札を買った。もし3000円の特大札があったら一時間くらい迷ったと思う。
 
 さらに拝殿の奥に回り、千本鳥居をくぐったところあったお社にお参りをした。横手の社務所におみくじがあったので引くことにした。
 ここで二年連続の「末吉」から抜けられるか、最大のヤマである。気合いを込めて引いた。
 するとなんとなんと私も妻も「大吉」。2000円の大札を買ったおかげか、伏見まで来た甲斐があるというものだ。これで払拭できた。
 
 初めて来たが、千本鳥居は凄いね。奉納した年代を見ると20年以上経ったものは見つからない。鳥居の金額が書かれた看板があった。二十年で立て替わるとすると年間50本以上、凄い売上になる。さすが商売の神様である。
 
 参拝のあとは参道の店に入ってウズラの焼き鳥で伏見の酒をいただく。これもお参りの楽しみの一つである。
 昼食後は酒蔵巡りも考えたが、自重して京阪電車で四条に行き、八坂神社、平安神宮と神社巡りをしてきた。
 これで今年はいい年になりそうだ。もちろんその後はおみくじを引いていない。
HOME   LIST     340号    342号