NA.home通信 317号
15.aug.2010

 わが家にカードリーダー・ライターが来た。
 建築士会が研修会などに使って研修ポイントを付けるためのもの。本会から各支部に配られたのだが、見たことのない機械、私はその解読役ということだ。
 大きさは携帯電話くらい、白い板状のもので見るからに安っぽい。ドライバーのインストールに時間がかかったが、セッティングできた。研修会に持っていくので、メインのデスクトップではなくノートパソコンにセットした。
 
 いよいよカードの読み取りである。
 そのカードはプラスチックの板で何かを埋め込んであるようには見えない。なんでもないように見えるその板をリーダー・ライターの上にかざすと、「ピッ」と音がして「ナルタ カンジ 19000xxxx」と読み込まれた。
 「オー」つい感嘆の言葉が出る。もっとやりたいが残念ながらカードは一枚しかない。エディカードなんかも読めるらしいがソフトがないのでダメだし、読んでどうなるの。
 
 何もないように見えるプラスチックの板にこういうデータが書き込まれているのだ。
 世の中はカード時代。あらゆるものがカードになっている。その何でもないようなカードにどんな情報が書き込まれているか分からない。保険証に高血圧症だの尿酸値がどうだの書かれてはいないだろうか。運転免許証に事故歴や違反歴が書き込まれていて、検問でピッとやると出たりしたら嫌だね。
 
 IC乗車券、いよいよ来年中部圏にも導入される。電車派の私にとって便利になってありがたい。
 首都圏や近畿圏からすると大きく遅れた形だ。どうせ遅れたならもっと便利に使えた方が良いかも。立ち食いそば屋は当然、ETC兼用とか、駐車場の料金が支払えたり。
 このカードリーダー・ライターがあれば、家でチャージできるっていうのは?


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