NA.home通信 167号

3.sep.2001

 一月ほど前、タンクトップにジーンズ、サングラスを掛けた白人女性二人組が歩いているのを見た。
 そこがサンタモニカなら何と言うこと無いのだが、我が町内、餃子の王将前だったから首を傾げる。
 普段歩いている人なんか居ない、日本人の二人組が歩いていたって不思議に思う場所なのだ。

 そういえば近所に外国人が増えた。
 私の事務所の前をカバンを提げてどこかへ通っていく人がいる。また朝のウォーキングで会う人もいる。「おはようございます」と挨拶をして、返ってくる言葉で気づいた。自転車で走っていく人、買い物をしている人、この人達は明らかに住んでいるのだ。
 成岩(ならわ)の地も国際化したものだと感心する。

 学生時代、借金をしてヨーロッパに行ったのが24年前、新婚旅行でフランスへ行ってスリにあってから20年。それからとんと海外に縁遠かったのだが、仕事でグアムへ行ってからアメリカ人と仕事をしたり、数年毎にロスに行くなど、自身も国際化しているのに気づく。
 友人の娘さんはオーストラリアに留学中で彼氏を連れて戻ってくるし、身内では、姪がOLを辞め、デンバーへ語学留学している。今月、妻方の姪が国際結婚だそうだ。国際化の波は、こんな身近なところまで押し寄せている。認識を新たにしたほうがよさそうだ。

 そう考えれば、ブロンド女性がタンクトップで成岩の地を爽健美茶を飲みながら歩いていても不思議ではない。娘や息子に外国人の友達ができてもおかしくないし、そのうちそうなるだろう。
 私にだって美しい外国人女性の友人が、、、、それは無いな。

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