NA.home通信 166号 |
15.aug.2001 |
「風吹けば桶屋が儲かる」という諺がある。 私が聞いた話では、風が吹くと砂埃が舞い、目に入り失明する人が出る。盲人になった人は「三味線流し」になるので三味線の皮に使う猫が減り、ネズミが増える。増えたネズミが桶をかじるから桶屋が儲かるという。 他説あったら教えていただきたい。 この諺は「回り回って得する人が出る」というような意味で使われているが、いかがなものか。 風が吹いて砂埃が舞ったとして、諺を信じて桶屋が仕入れを増やしてもきっと元は取れまい。即ち、「詭弁での利益誘導には気を付けろ」と解釈した方がよかろう。
以前、紙を切断するのが稼業のHさんは仕事が無くて困っていた。話を聞く限り先行きは暗く思えた。
「儲かる」という言葉を聞くと代々商家の血が騒ぐ。
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