NA.home通信 160号 |
15.Apr.2001 |
今度の新学期は大きく変わった。娘が大学生になり、高専3年生の息子は寮から出され、通学になった。家から通うものの、ふたりとも制服は着ていないし、昼は学食なので弁当は要らない。急に子ども達が大人になった感じがする。妻は弁当づくりから解放されるし、毎週日曜夜に豊田の寮まで送っていたのだがそれも無い。子育ても終盤というか、ほとんど終わった気さえする。
それにしても年子は勝負が早い。おしめが取れたは半年の差、自転車も相前後して乗るし、この春は二人して原付免許を取りに行った。そして同じ電車で知立まで行くことになる。一緒に幼稚園へ通っていた頃が懐かしい。
当初、年子は恥ずかしいものがあった。「計画性無し」と言われればその通りである。「授乳中は妊娠しない」と産婦人科の先生が言ってたという妻の言葉を信じたのが馬鹿だった。私の姉と兄の間に亡くなった姉が居て3人年子だし、妻にだって一つ上の姉が居たのを忘れたか。そんなウソはひどい。そうしたらテレビに産婦人科医が出てきて「授乳中は妊娠しません」とシャーシャーと言うではないか。頭に来たのでブラウン管に手を突っ込んで襟首を締め上げてやった。
ともあれ、ふたりの子どもは双子のように仲良く育ち、大きな問題もなかったことは感謝しなければいけない。これからの親父の楽しみは親子酒だね。彼氏、彼女を連れてきたらみんなで飲むのも良いね。ふたりとも下戸ではなさそうだからその点は良いけど、嫌われる親父にならないことの方が問題か。ちょっと点数稼ぎでもしておくとしようか。
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