NA.home通信 152号

                 17.oct.2000


 子どもの頃見ていたテレビ番組で年代がわかる。

 38才のN君は「8時だよ全員集合」の世代。親の言うことより加藤茶が番組の終わりに言ったことを守っていたという。
 レギュラーだったキャンディーズの話で盛り上がっていると、隣にいた25才のMちゃんはキャンディーズを全く知らない。「全員集合」と「ドリフ大集合」の区別がつかないのだ。
 自分は「若い」と思っていたN君はショックを隠せない。
 それもそうだ。キャンディーズの伊藤蘭は私と同学年で45才。解散したのが1978年でMちゃんは3才だから知らなくて無理もない。

 私にも経験がある。10年ほど前だ。
 飲んでいて盛り上がり、カラオケでアニメソングの大合唱。デビルマン、ガッチャマン…全然知らない、全く歌えない。
 タイトルは知っているけどそれらのアニメを全く見ていないのだ。
 アニメといえば鉄腕アトム、鉄人28号、巨人の星、アタックNO1、、、「どうしてこれらの曲が入っていないんだ」。
 盛り上がりの中で一人冷めていく自分がそこにいるのだ。たった4、5才でここまで違うかと愕然とした。

 自分自身のアイドルはなんといってもクレージーキャッツ。見ていた番組は「ザ・ヒットパレード」「大人の漫画」。
 映画も見た「日本一の無責任男」など…、ガキの見る映画じゃない。
 怪獣映画などと2本立でかかっていたので、怪獣映画を理由に小遣いをもらい、一人で近所の映画館へ行った。
 クレージー映画の途中に入った場合はもう一回最後まで見たが、怪獣映画の途中だったら見たところで帰った。

 ♪どーせこの世は無責任、コツコーツやるやつぁ…ゴクローさん…かぁ、いいね。
 アオシマダァ ン? およびでない?
こりゃまたシツレイいたしました。


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