NA.home通信 479号
15.Mar.2020

 時代劇、以外と好き。
 時代劇は何でもありだと言う。時代考証も方言なども適当で、それが許されるのも時代劇だ。さすがにそば屋の暖簾に「手打ちそば」と書いてあったのはあきれた。
 昔の作品は酷いもので、水戸黄門に出てくる町人は日本中江戸弁だし、隠密同心なのに江戸の街を横一列に歩くし、遠山の金さんは武家姿から走って現場に来ると、町人の髪型になってるし、出鱈目もほどがあるが、突っ込みながら見るのもまた楽しである。
 
 最近ではNHKの「鳴門秘帖(BSで再放送中)」、突っ込みどころ満載だ。密書なのに「秘帖」と書いてある。主演の山本耕史演じる弦之丞はモテモテで、女たちが次々命を張って助ける。いい加減にしろ、堀北真希が嫁さんだぞ、と言いたくなる。
 家柄が良いとはいえ、10年も家を開けているのに、着物が良すぎる。虚無僧の笠を殺陣回りで切られたのに、次のシーンは笠が戻っているし、使った尺八も無傷。有り得ん。
 
 そんな話だがこの語りに惹かれた。講談師らしい。
 「誰だ?」エンドロールを見た「神田松之丞」まだ二つ目の若手と聞いて驚いた。
 凄みのある語りは吸い込まれるようだ。知らなかっただけで注目の講談師で、チケットが取れないらしい。
 その神田松之丞が先日、神田伯山を襲名して真打になった。披露目は寄席を回ってやっていたのを「伯山TV」と題してYouTubeで毎日楽屋裏の様子を流していたのを、こっちも毎日見ていた。
 その前は「太田×松之丞」というテレ朝の番組、爆笑問題の太田さんとの対談。めちゃくちゃ面白い。アシスタントに弘中アナが出てくると、三つ巴になってパワーアップする。
 
 時代劇から知った講談師、神田伯山。これからの活躍が楽しみだ。いつか機会があったら生で講談を聞きたい。

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