NA.home通信 425号
11.Dec.2016

 プリンセスメゾン、NHKBSで放送中のドラマに共感する。
 26才居酒屋勤務独身女性「沼ちゃん」が家を買う話。恋もせず節約してなぜ家を買うのか、そこには悲しい過去が。
 
 最近、亀崎文化協議会「海と蔵の会」に参加している。半田市亀崎に永く縁のある人たちの集まりで、全国でも珍しい「ナルタ」が3名居る。私のほか400年の歴史の本家、望州楼さんだ。望州楼の一郎さんが会長で、本家の泰ちゃんが副会長。私は分家の歴史が浅い(200年余)ので末席を汚している。
 この会ではそれぞれの家に残っている資料を元に、亀崎の歴史文化を紐解いている。切れ切れに親や祖父母から教わったことがつながって、いろいろなことが解ってきた。もう少し遅かったら消えてしまうことがほとんど。これを残しつなげていくことが会の使命である。
 
 成田性は母方で、叔父が総領になるが、家はすでに無い。だから会に持っていく資料が無く、肩身が狭い。でも、こういう仲間に入れていただいたことは意味深い。
 息子は東京で所帯を持ち、娘はダンナとこの春会津に移住した。ついに妻と二人、寂しい限りだが、気付けばわが家が実家になる。正月にはみんな帰ってくる。
 沼ちゃんは「長く住み続けられる家」を探している。
 家族を持つ前にまず「家」と考えたのだろう。家を持つという意味、それに気付かされたドラマだ。
 
 33才で建てた家、来年30年。実家と言うには小さすぎる。広い土地に大きな実家を建てたい。来年やるか。
 その原資は年末ジャンボ。これが当たれば、すべて叶う。

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