NA.home通信 391号
14.dec.2014

 パソコンから音が出ない。いろいろ探って、マザーボードに付属しているサウンド機能の故障と判断。
 サウンドボードを追加して問題は解決と思いきや、スピーカーの片方から音が出ない。PC98の付属品なので、20年は使っている。
 「買ってくるか」。
 予算は1万円、サウンドボードで2500円くらい使ったので7000円代と決めて買いに行った。
 予算を先に決めたのは、迷うに決まっているからだ。案の定、1000円で買えるものから3000円前後のグループ、6000円以上の3段階。役目は同じ、音質が違うだけ。
 どうせPC、いい音にしてどうする。ケチな自分が出てきて迷う。
 そこは「予算を決めたんだから」とソニー製の6500円+税というヤツを買った。真ん中にスーパーウーハーの付いたものだ。  20年もののスピーカーを外して29インチのモニターの後に棚を改造してセットした。
 音を出すと笑うくらい臨場感がある。特にDVDだと画像の背後から音が出てきて、ウーハーが低音で机を振動させる。安っぽい音ではあるがそれなりに聴かせる。サウンドボードのイコライザー機能で、聞こえないくらいの高音域を上げてやったら音に切れが出た。
 ヤバイ、面白い!。封印しているオーディオ好きが出てくる。
 CDをパソコンに取り込むやら、配信音源を購入するやら。作ったCDをデッキで掛けながら、パソコンからは違う音楽を鳴らしている。これはイカン。
 
 予算1万円で改造したサウンド機能だが、老年域に突入した我が身の機能は改善できない。せめて機械でよい音を聞かせて、残った機能に油を差すか。事務所のオーディオをグレードアップしたくなった。
 イカン、イカン。ケチな自分がブレーキを掛けた。

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