NA.home通信 294号
6.apr.2009

 桜が満開になった。咲き始めから長かったね、今年は。桜は綺麗だけど、酒も好きだけど、どうも花見には馴染めない。お弁当など用意して出かけるのが面倒くさいだけなのかもしれない。
 
 花見の席で地面に広げるのはほとんど「ブルーシート」。あれが美しくない、という意見を聞いた。言われてみれば、桜色に映らない。緋毛氈とまではいかなくても、「ゴザ」くらいにはして欲しいもの。
 でもゴザは下が平らでないと敷きにくい。また汚れると困るし、その点ブルーシートは安いし、汚れが取りやすいし、便利ではある。
 
 地震被災地の屋根のブルーシートも目立ちすぎていけないと思う。シートの色がグレーくらいだったら良いんじゃないか。
 そもそも、なんであのシートは「青」なんだろう。インターネットで調べたけれど、理由がよく分からない。
 建築現場ではテント生地でできた白いシートや、グレーのネットで足場を覆っている。そこにはブルーは使わない。色があると、内外装の色が解らなくなるのだ。床の養生に敷いても天井の色が解らなくなる。
 建築現場で好まれるという書き込みがあったが、それは間違いである。
 
 色のバリエーションを広げたらどうだろう。花見にはピンク色のチェリーシート。お金持ちにはゴールドシート。お子様向けにはかわいいキャラクターが付いたチャイルドシート。老人会用には渋い銀ねずのシルバーシートなんてのはいかが。


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