NA.home通信 258号

4.mar.2007
 昨年は結婚25周年の記念に鹿児島へ遊びに行ったが、今年はガラッと趣向を変え、東京へ行くことにした。
 往復新幹線で1泊、というのも芸がないので、往きを夜行バスにした。
 調べてみるといろいろあるね、値段もいろいろ。3列シート×10席が最高みたい。
なんでも体験だからと、4列×10席のキラキラバスというのを予約した。片道3500円、ネットで予約できる。10日ほど前なのにもうほとんど一杯、ギリギリセーフで予約できた。
 
 はじめて乗る高速バス。乗り合いのこういうバスは若い頃のスキーバス以外乗ったことはない。
 バス=酒という方程式は私の中で崩せない。11時半という出発時刻を考え、焼酎の水割をペットボトルに入れて持った。
 集合場所の名古屋駅新幹線口へ行くと、まだ売店がやっていた。そこでカップ酒と甘栗むいちゃいましたを買った。
 外の集合場所にはお兄ちゃんが居て、そこで受付を済ますと、しばらくしてバスが来た。
 早速乗り込み、動き出す前から、カップ酒を飲み出した。カップが空になり、焼酎に手がかかったところでバスが動き出した。そこでアナウンスが入る。
 「これから先、携帯電話、おたばこ、アルコールは禁止でございます」
 ええっ、飲んじゃった。
 これから先だから、今注いじゃったのは仕方がない。お代わりは止めよう。
 かなりリクライニングするし、足置きはあるけれど、寝返りの打てない苦しさは何ともならないね。
 妻は窓際で冷気が降りてきて眠れない様子。席を替わったときはもう足柄SAで、40分で東京に着いた。
 
 旅行はたいへん充実したものだったが、強行軍がたたってか、二人ともインフルエンザにかかってしまった。
 年甲斐もなくあまり無理をするものではないね。
 残りの水割りは浅草演芸ホールで寄席を楽しみながら飲みました。ご安心を。
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