NA.home通信 243号

15.apr.2006
 茶の間のテーブルをリニューアルさせた。
 ウレタンをサンダーで剥がし、天然ワックスを塗った。
 しかし、天然ワックスと一口で言うものの、かなり入手しにくい。
 ホームセンターにあるのはほとんどが樹脂ワックスで、こんなもの塗ったのでは苦労してウレタンを剥がした意味がない。
 考えたあげく、家具工房へ行き、分けてもらうことにした。ちゃんと小瓶が用意してあって、100ccほど小分けしてくれた。OSMOのウッドワックスである。容器代共で500円払ってきた。

 最近、ロハスという言葉をよく聞く。
 環境や健康がキーワードのようだが、耳当たりのよい言葉である。ロハスをうたい文句に企業が動いているのも何か気になる。そこには「環境や健康を守るには多少お金がかかっても仕方がない」的なニュアンスが潜んでいるような気がする。
 確かに「そんなことより安い方が良い」と思っている人の方が圧倒的多数であろう。
 健康に悪いもの、環境によくないものは、作らない、売らない、買わない、つまり普通の生活をしていれば国民全員がロハスな生活をおくることになるのが理想だと思う。
 
 そういう目でホームセンターを見ると、ロハスでないものばかり。
 有機溶剤を使った塗料、合成洗剤、パルプ100%のトイレットペーパーなどなど、わが家で全く買わないものたちである。でもそれらは安いし買いやすいのである。
 大手メーカーが利益率の悪いロハスな製品を作ることはまずないだろう。でも時代はそちらに向かうのも必至である。
 そうなると出てくるだろうなロハスの顔をしたロハスでない商品が。無リン洗剤や太陽光発電のような。それらがロハスでないワケはまた次の機会に。
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