NA.home通信 239号

21.jan.2006
 前年の年越しは紅白の途中で酔って寝てしまい、年越しのお参りができなかったが、今年は体力を温存し、起きていることができた。
 SMAPの歌を聴きながら着替えをし、紅白の終了と同時に妻と家を出た。
 
 家から神社まで歩いて3分。振る舞い開始まであと10分ある、人出はまだまだ。妻は粗品に並び、私は年越しそばに並んだ。
 前から10人目、準備しているところがよく見える。机の上一杯に器を並べそばを作っている。「おいおい、冷めはしないか」
 
 人はどんどん増え、あっという間に境内一杯になった。
 午前0時、いよいよ2006年のスタート。振る舞いが始まった。2杯もらったそばは案の定ぬるい。しまった、2巡目くらいがよかった。
 妻は粗品のタオルをもらってきた。のびたそばを食べた後、お菓子の列に並び、もらったポテトチップスをポケットに突っ込んで神殿の列に並ぶ。お参りの後、御神酒をもらい、振る舞いのテントに戻りさらに一合マスに注がれた振舞酒をいただく。
 最近のマスはできが悪い、ポタポタと漏る。マスをグルッと見回すと厄年会の名前の焼き印が押してあった。
  「巳午会」
 ゲッと驚いた。私は午年、同年は午羊会、つまり厄年からすでに11年を経過したことになる。厄年より還暦の方が近くなった。老化との戦い日々を過ごしている。
 残された人生もいつ終わるかわからなくなってきた。まだ志は2合目くらいか。年頭にたって「今年こそ」と思いつつ、「明日のウォーキングのため」と言いながら、酔ったので寝る。

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