NA.home通信 141号

                 26.feb.2000


 昨年末、寿シールを貼った手紙が届いた。
 はて、周りには結婚しそうな年頃は居ないが?とあけてみると建築士会青年部時代の友人Kである。
 43歳で再婚だ。早い話が、「若い嫁さんを見せてやるから、祝儀もって来い」ということだ。
 なんたる無礼なヤツだ。とは思ったが、招待された以上出席せざるを得まい。
 しばらくすると二次会の案内も来た。
 「K君の結婚を考える会」というのだ。
 「来ない人は呪われる」と書いてあったので出席にしておいた。

 ここで問題が生じた。
 26歳の時作った礼服が小さいのだ。
 葬式なら短時間なのでごまかせるが、披露宴となるとそうはいかない。
 しかし礼服を新調するとなると祝儀と合わせて10万仕事になってしまう。
 気が付けば体重は過去最大になっていた。

 「畜生、体を礼服に合わせてやる」

 先月半ばから減量を開始した。
 方法は簡単、9時以降の酒を減らし、缶ビール一本だけにした。あとは毎朝続けているウォーキング。
 それで2月12日の披露宴までに3キロ以上減った。
 おかげでみんなから「変わらんねー」と言われた。
 活躍していた青年部長時代は70kg割っていたから、77kgで出席していたら口の悪い連中だから何を言われていたかわからない。

 体重が減ってくると嬉しいもので、今も続けている。
 家計費に占める酒代は体重以上にグッと減り、いびきも小さくなったとかで、妻は喜ぶし、良いことだらけ。

 タンスにしまってあるウェスト78cmのスーツが着られるようになるまで頑張ろうか。
 そうすればさらに良いことがあるかな。……ウフフ、ちょっと楽しみ。


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