NA.home通信 497号
11.Apr.2021

 こんなことに何故悩む。
 たとえ誤ったとしてもたいしたことなど無いことは解っているが人生の岐路の如くに悩んだ。
 そして解決策が生まれたときは、目の前の雲が晴れた。
 何をそんなに悩んだか、それはデジタルカメラの買い換えである。
 フィルム時代は一眼レフで広角、望遠付け替えるなど楽しんでいたが、デジカメになって現場写真などつまらないものばかりだ。
 今のがくたびれてきたので、壊れる前に新調する。ただそれだけ。そうなるとやりたいことが色々出てくる。
 そんな多機能のカメラを耐震診断に持っていくのか、そこが迷う最大のポイントだった。生み出した結論は、
 「耐震診断用にもう1台安いヤツを買う」。根がケチな私にしては英断である。
 
 で購入したのはCANON SX420isという、小さいが一人前の形をしたカメラである。小さいけどポケットには入らない、持ち歩きにくいシロモノである。値段は安く2万円台で買った。
 レンズが大きく、長さも5cm位あり、望遠時には倍位に伸びる。15mくらい離れたところの野鳥を狙ったら、手ぶれも無くピントもしっかり撮れた。
 驚くのはそれだけでは無かった。スマホとつながるのだ。
 方向は無理だが、ZOOM操作ができ、撮影が出来る。その画像はスマホに表示されるから、遠隔撮影が容易なのだ。もちろん、撮影したものはスマホに取り込める。
 これはスゴい。最近のデジカメは違うな、つくづく思った。
 
 自撮りが流行っているが、片手にスマホを掲げて自分がアップで写る、これは撮りたくない。自分の顔をアップで見たくない。
 これなら、黄昏れた背中を自撮り出来るのだ。先日は桜満開の中、妻と旅行して、並んだ写真を撮ったが、今度はバイクに載せて、ツーリングに出掛けたい。

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