NA.home通信 461号
10.Feb.2019

 風評被害というもの、人の噂に似ている。根も葉もなくて、良いことは全く無い。無責任で腹立たしい。
 同年会の話、10年前の忘年会で牛肉が出てきた。同年会メンバーである店の主人、
 「狂牛病が心配で牛肉が食べれんか?」
 そうじゃない、理由は糖尿、中性脂肪、痛風など。
 「狂牛病なんかで死んだら女房が喜ぶだけだ」と笑った。こいつらと一生付き合おうと思った瞬間だ。
 
 娘夫婦は会津若松で暮らしている。ダンナの就職が決まって報告があったとき心から喜んで、福島県に送り出した。
 ところがあとからそれを言う人が居た。会津若松だよ、仙台とあんまり距離が変わらないし、山脈を二つ越えたところだ。それを言うなら仙台の方が海岸が?がっているし、水戸だって。
 つまり、こういうことを言う人は知識が無いんだ。風評被害をばらまく人たちは、無知をばらまいているのと同じなのだ。
 そう思えば腹の虫が少し治まる。向きになっていてもつまらない、バカは相手にしないことだ。
 
 近くに美味しい豚肉を出している養豚場がある。少し値段が良いので、特別な時にしか買いに行けない。
 新聞を広げたら、豊田市の養豚場に豚コレラ感染のニュース。えらいことだ。愛知の養豚がバカどもの餌食になる。
 こういう時にこそ買いに行ってやれ、と妻に話した。そう、特別な時なのだ。知り合いでも親戚でも無いが、難儀は見ていられない。
 
 いつもは賑わっている夕方の店内は閑散とし、店員に笑顔が無い。肉の値段もかなり下げてある。何ということだ。
 揚げたてのヒレカツと、しゃぶしゃぶの肉を買ってきた。わが家はしばらく豚肉料理だ。豚肉を食べてダイエットする方法があったら誰か教えてくれ。

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