NA.home通信 273号
14.jan.2008

 女の涙に騙されてはいけない。
 ヒラリー・クリントン上院議員がまさかの予備選挙初戦アイオワ州で負け、涙を流す映像が流れた。
 その効果か、ニューハンプシャー州ではオバマ氏有利の前評判の中、逆転勝ちした。
 あんなオバサンの涙でも?
 若い女性なら効果100倍?
 C型肝炎訴訟の福田衣里子さん。いつも会見場で山口代表の隣にいて、悔し涙を流している。
 彼女が居なかったら、解決までにもう少し時間がかかっていただろうと思うのは私だけだろうか。
 涙と言えば私の年代だと松田聖子を置いて右に出る者は居ない。
 普通泣けば声が出なくなるものだが、彼女は涙を流しながら感情豊かに歌う、声がかすれることも無く。
 涙の出るスイッチと泣くという回路は違っていて、「ここで涙」という指令が発せられると、涙が大きな目から溢れ出る。それをカメラマンが待っていてアップで抜く。テレビ的に全く裏切らない、すばらしい技である。
 
 男というもの女の涙に弱い。それが美しい人であればなおさらである。
 涙を目の前で流されると、何も悪い事していないのに、
 「ゴメン、何か気に障ること言った?」って謝ってしまう。単なる泣き上戸だったりするので、たちが悪い。
 今日のラジオ報道で、ヒラリー女史の支持率が10ポイント上がったそうな。
 改めて言おう、女の涙に騙されてはいけない。

HOME   LIST     272号    274号