ＮＡ．ｈｏｍｅ通信　１９４号

29.apr.2003
　世の中にはいろんなよくもまあ、いろんな信仰があるものだ。
　一番困るのは大企業信仰。類似ではあるが、ＣＭ信仰。どういう訳だか、めちゃめちゃ信者が多い。
　そういう目でテレビを見ているとコマーシャルの半分くらいこの布教目的に流されている。あー恐ろしや。
　蟻地獄のサラ金教、川や海に毒を流す洗剤教、多額のお布施を強要するハウジング教団、新興宗教のＦＣ連、リフォーム宗団など数え切れない。
　また信者は従順だ。24時間営業の教会へ行き、毒入りの品物をお布施を払っていただいて、教えの通り川や海に毒を流し、自分や家族がその被害を被ろうとも与えられた運命とあきらめ、教祖様にお布施を払うために身を粉にして働く。何と言うことだ。

　もっとも許せないのは人間の弱さにつけ込み、恐怖心をあおり立てて洗脳する、白蟻教団だ。
　居もしない白蟻が居ると言っては多額な金額を強要し、弱みを見せると床下換気扇などという用をなさないものを押し売り、一旦信者になると数年ごとにお参りに来ては、お布施を集めていく。
　最近では耐震金物というお札を家のあちらこちらにベタベタ貼り付け、祈祷料をかすめ取っていく。

　こういう宗教に洗脳された人たちを啓蒙していくのも私たちの仕事だけど、信じてしまっている人は手強い。
　口でいくら説明しても分かっていただけない。床をめくって白蟻教団が祈祷する際に壊した基礎を見させてようやく目が覚めたこともあった。
　またハウジング教団の信者は、多額のお布施と引き替えに手にしたマイホームを見て目が覚める。
　「成田さんに頼めば良かった」と言われてももう遅い。あー残念だ。

　オー、罪多きしもべに今宵は幸せを与え給え、神よ、福留様、立浪さま〜〜ぁ。

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