NA.home通信 157号              

                         4.Feb.2001

 数年前だが、家の前に放置された自転車があった。
 電話番号が書いてあったので連絡すると、知り合いに譲ったものだという。
 その日のうちに女物の自転車を取りに来たのはおじいさんだった。
 板山の人で、畑に乗っていき、畑仕事をしていたら自転車が無くなったという。まわりには何もないそうな。
 犯人は板山の畑からウチの近所まで、どんな用事があって自転車を盗んで乗ってきたのだろうか、考えが付かない。

 一月ほど前か、宮池小学校の南西角に自転車がしばらく乗り捨ててあった。ところが最近、同じものとおぼしき自転車が任坊山の駐輪場に置いてある。
 ということは、いろんな人間の手に掛かって移動していくのかな。
 そう言えば10年も前だがこんな事があった。

 飲んだ後、歩いて帰って来る道すがら、ゴミ集積場に自転車が捨ててある。
 古いがどう見ても何の障りもないし、パンクもしていない。
 「捨ててあるのだから、何処の集積場にあるのも同じだろう」
 と考え、家の近くの集積場まで乗って来た。おかげで楽して帰ることが出来た。
 ところが翌朝、置いたはずの自転車が集積場にない。また誰か、乗ってちゃったんだ。
 一夜のうちにずいぶん移動するものだな。
 ひょっとすると、私の前にも誰かがどこかからか乗ってきたのかもしれない。

 すると、板山の自転車の犯人は駅近くで乗り捨て、その自転車を第三者がウチのとこまで乗って来て、坂が急になるから乗り捨てたとすれば納得できる。多分そうに違いない。
 日常的に自転車を盗んで乗り捨てる輩がかなりたくさん居そうだな、これは。
 いっそのこと、駅の放置自転車を「友愛の自転車」とか名付けて、自由に乗って帰れるようにしたら、逆に盗難が減るのではないだろうか。
 そうなれば堂々と私も利用できる。

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