NA.home通信 125号

                 22.mar.1999

 新しいパソコンがほしいけど、予算がないので自分で組み立てることにした。

 雑誌を読むと「部品選びから云々…」とあるが、そこまでは自信がないので、大須のショップへ行っておすすめのセットをベースに自分の希望などを言って部品を揃えてもらった。
 帰りの格好は息子と二人、大きな箱(ケースが入っている)はあるものの、スーパーで買い物したようなビニール袋を下げて、およそパソコンを買った姿ではない。

 家に戻り早速組立に取りかかる。
 トータル的なマニュアルはないので、それぞれの部品の説明書や雑誌の記事などを参考に組んでいくのだが、初めてなので段取りが悪く、進んでは戻り進んでは説明書を読み、間違いに気づきまた外す。なんて繰り返しだったが、日の暮れまでに形は出来上がった。

 でもこれからが問題だ。
 息を吹き込まなければ、置物同然。
「でも、どうやって…」また雑誌と首っぴきになる。出てくる文字は英語と記号ばかりでよくわかんない。
 なんだかんだとやるうち、どうにかWindows98をインストールし終えたのは深夜に差し掛かっていた。
 翌日、ハードにわずかなトラブルを発見。これで前日セットアップに戸惑った理由がわかった。

 動かすのにはちょっと苦労するけど、パソコンを組むのはプラモデルを作るより簡単で、出来上がった感動は大きいからみんなにも勧めたい。どこのメーカーのものでもないオリジナルなのだ。
 これからまだ拡張も自由にできるし、パワーアップもできる。かわいい子供ができたような気さえする。
 ちょっとそっぽを向いて動かなかったり、エラーが出て暴走しても、メーカー品のように腹が立たないのも、そんなとこからかな。


HOME   LIST   124号   126号