わが家 リゾート化計画

NARUTA建築事務所  

 サッシ来た! いよいよ着工


ドイツから届いたサッシの梱包を開ける
 2013年7月19日、大安吉日、サッシが遙々ドイツから届いた。高さ2m×幅2m×奥1mくらいの合板で作られた箱に入っている。
 一部を開けて中を点検、「これがドイツ製サッシか」一番小さな窓が75cm×55cm、一つ取り出した。トリプルガラスは重い。アメリカ製の樹脂製サッシは骨組みがグラスファイバーだが、ドイツ製はスチールのフレームが入っている。だからねじれに強く、開き窓に向いているのだ。その分また重い。

サッシのガラスに貼ってあったシール


取り付けたサッシ

レバーを横にすると内側に開く

レバーを上にすると内側に少し倒れる

 トリプルガラスに性能を示すシールが貼ってある。ガラスだけのU値は0.6、その数字も驚くが、メーカー名だ「AGC」と書いてある。旭硝子、日本のメーカーじゃないか、隣の武豊町に工場がある。なんで日本にトリプルガラスがないのだ、不思議でならない。

 シールをよく見るとガラスの仕様や性能が書いてある。
 バーコードの下を読むとガラスの厚さ4mm、アルゴンガス14mm、ガラス4mm、アルゴンガス14mm、ガラス4mmのトリプルであることがわかる。真ん中のガラスはクリアーである。トイレの窓などはこの真ん中のカラスがスリガラスになる。

サッシに貼られたシール

 サッシにも一つずつシールが貼ってある。メールできた図面とよく似ている。そこには性能や仕様が描かれている。アメリカのサッシは派手な大きな紙だが、ドイツは小さいシールに、びっちり書かれている。これも何かお国柄がわかる。
 このサッシの形状まで図示されていて、断熱性能 U値1.06と書かれている。

 サッシのレバーを横にすると、内側に開く。一度閉じて、レバーを上に回すと内側に少しガタッと倒れる。それ以上は開かない。このまま外出しても雨も防犯も心配ない。網戸は外にはめ殺しで付ける。

 断熱工事は木質繊維断熱パネル(パヴァテックス)施工


屋根に使う断熱材

屋根断熱工事開始

屋根断熱完了
 間近に見ると8cm厚の断熱材は質感たっぷり。既存のグラスウールはそのままに、タルキを打ち、断熱材を敷く。
 目地に専用のアルミテープを貼れば下葺きシートは省略できる。屋根材のガルバリウムに遮熱効果があるので、遮熱シートも省略した。若干冒険と実験が隣り合わせ。お客さんのところではこんなことはできない。絶対遮熱性防水シートを敷くだろう。

即 断熱効果現れる

 屋根をめくって、すぐ屋根が出来る訳ではない。その間はブルーシートがかけられる。雨の日は仕事は休み、雨がブルーシートを叩く。被災地の不安がよくわかる。
 屋根に張る木質繊維断熱材の厚さは8cm、真夏の炎天下の作業だ。三日掛かってお昼に張り上がった。中に入ってみると涼しい。外は35°近くあるのに室内の温度計は28°を指している。野積みしてあった断熱材の温度なんだろう。
 これは良い、完成後が期待できる。

 
壁の断熱材 パヴァテックスt60   厚さがあるので窓が奥まった感じになる