わが家 リゾート化計画

NARUTA建築事務所  

 工事完了 


工事完了!
 8月末、足場が取れ、工事完了しました。暑い中工事をしてくださったみなさん、ご苦労様でした。
 屋根の仕上はガルバリウム鋼板、外壁はモルタル下地アクリル系塗り壁(ディパネートコート)です。基礎も断熱しました。
 外壁下地は不陸調整後断熱材を張って仕上げたので、9cm以上サッシ面から出ています。その分窓が凹んで、奥行きが出ました。
 全部直したので、まるで新築。よく見ると出っ張っている梁が黒ずんでいるのでそこだけ年代が現れています。

2013年6月17日 19:00
 
 右は、改修前に購入した温度・湿度計で、内外同時に計測できます。屋外の温度計から電波で飛んできます。
 日付は 17.6.13 つまり2013年6月17日、午後7時の計測です。外は28.7度になっても室内は33.9度、5度も高く、めちゃめちゃ暑い。こんな状態が6月から毎日続きます。たまりません。エアコン無しでは暮らせません。
 わが家の建っている地形は東西が丘で、ちいさな谷間になっています。そのためか熱が溜まりやすく、暑いようです。

 これが断熱リフォームをしてどうなったか、一年かけて検証したいと思います。

 完成(2013年8月末)〜10月 


2013年10月15日 23:59
台風接近中、気圧が1000mbを切りそう。
 断熱材が張り終わったのは、お盆過ぎ。木質繊維断熱材は野積みにしてあったので、外の熱を持ったまま張られたので、張り上がりは結構暑かった。2階の居間のエアコンを28度設定で自動運転にしておいた。24時間点けっぱなし、外出するときも切らない。そうしたら数日でエアコンの室外機から暑い空気は出なくなり空回りになっていった。
 木質繊維断熱材の比熱が大きく、暖まりにくく冷めにくい性質がよくわかる。家を冷やすのに3日かかった感じである。そのかわり、温度が決まればそう簡単に変わらない。
 その効果が出てきたのは暑い9月が終わった10月、外の気温が下がってきても室温はなかなか下がらない。暑い9月が28度前後だったが、それでも少しずつ下がり、10月末には25度くらいにはなった。でも外は時折寒気が入り、10度近くまで下がる日もあったが、室内は全く変化せず、Tシャツで過ごせる。

 写真は台風が接近した10月15日の温度計の記録。気圧計に注目して撮ったものだが、室温はこのとき27.7度、湿度58%。外は17.6度で94%。10度の温度差と、湿気が入ってきていないことを示している。

 2013年11月


2013年11月7日 7:28
in 25.0°out 15.6°
 11月に入り、外との温度差がはっきりしてきた。その日の最高気温が室温を上回ることがないのに、室温は25度前後を維持している。
 生活しているといろいろなものから熱が出るので、夜室温が上がり25度台になり、朝24度前後になる。それを毎日繰り返す。外とは10度くらいの温度差がある。
 外から家に入ると「暖かい」と感じるようになってきた。まだまだ暖房器具は不要だ。
 
2013年11月27日 7:31   2013年11月29日 7:33
in 20.1°out 6.8°    in 18.3° out 8.9°
 
 11月も下旬になると気温の低い日が多くなってきた。27日には寒波の襲来、本格的な冬の始まりである。
 この日の朝は、まだ前日までの貯金があり、室温20度はギリギリキープ。しかし日中も気温が上がらない日が続けば、ついに20度を割る日が来るだろう。
 翌日11月28日も寒い一日、暖房は入れないものの鍋料理をやったせいか20度を割らず推移したが、夜の外気温をチェックしながら、「明日朝は20度を割り、18度くらいまで下がるだろう」と話しをしていた。
 11月29日朝、名古屋では1度を割る最低気温。ウチの外気温は5.9度、名古屋とは5度も違うが、それでも寒い朝、ついに18度台の室温になった。予想通りではある。
 この室温が目安になるだろう。ホットカーペットの電源を入れた。でもまだ「寒い」という室温ではない。今年は石油ストーブを出さないと決めたので、温度が低くなったときはエアコン暖房になるだろうが、それにはまだ早いようだ。
 それと、湿度の推移を見て欲しい。ずーーっと50%台で変わらない。夏も寒くなった今でも。わが家は安普請で作ったけれど、ビニールクロスの面積は少なく、壁の過半はシナベニヤか塗り壁である。本漆喰ではなく石膏プラスターではあるが、塗りである。これが良いのか、調湿機能があるのか、とにかく湿度が変わらない。塗り壁の良さが断熱リフォームをやってよく解る。

 2013年12月


2013年12月9日 6:31
in 19.8°out 2.8°
 寒い日が一段落すると若干、室温は戻ってくる。生活の中から出てくる熱が影響しているのかも。
 12月9日はそれでも外気温は2.8度、名古屋は氷点下とか。この朝、外気温と最大の温度差、17度あった。これだけ温度差があると、だんだん室温も下がってくるのは必至。毎日寒い日が続き、14日朝には17度を割り、16.8度まで下がり、その後毎朝17度前後を推移している。
 
2013年12月14日 8:04   2013年12月16日 7:32
in 16.8°out 5.0°    in 16.6° out 4.7°
 まだ、エアコンは点けていない。ホットカーペットだけ、娘が8時過ぎに帰ってくると、足元ヒーター600wを点けている。暖房はそれくらい。鍋物とか、電気式の七輪を出して食事中に温度を上げ、それで暖房のかわりにしている。すきま風は入ってこないので、平気だ。風呂上がりにビールを飲んで、茶の間で寝てしまうが、風邪は引かない。
 別棟の事務所は寒い。昼間から、ストーブ(アラジン)を炊き、足元ヒーターを点け、エアコンも補助に点けている。温度が下がると作動する。でも何もしていない家の方が暖かい。

2013年12月30日 6:11
in 18.2°out 0.5°
 年末になり、寒波が居座り寒い日が続くとさすがに冷えてきた。しかし、昼間家に居ることが多く、鍋物をやったりしているとその熱が暖房の役目をして、夜室温が20度以上に一旦なれば、朝はご覧の通り、18度を保持している。外の気温は0.5度、名古屋では-2度になった日である。
 この温度計は2階の茶の間においてある。1階の温度を知りたくて、温度計を2個買って、娘の部屋と、空き部屋になっている北側の部屋に置いた。
 人気のない部屋は朝13度くらいになっている。それがベースの温度だろう。去年なら一桁だったに違いない。