住宅耐震改修事例コンペというものに応募して、優秀賞をいただいた。
先日の日曜日、ハウジング&リフォームあいち2008、昔は増改築フェアと呼んでいた愛知県などが主催してやっている展示会に出かけ、表彰状と賞金をもらってきた。
愛知建築地震災害軽減システム研究協議会という長い名前の会がコンペの主催だが、愛知県建築指導課が背後にある。
県の建築指導課と言えば、昔苦い思い出がある。
当時NPOのふわりさんの依頼で、「喫茶なちゅ」という仕事をやったのだが、それが何と「第1回人にやさしいまちづくり大賞」を受賞した。
ところが設計者の私には連絡すらなしで、新聞取材もスルー。その主催が建築指導課。
その後、ふわりは社会福祉法人「むそう」となり、代表の戸枝氏はカリスマ福祉士として全国を飛び回り、大きく発展していった。(176号に掲載)
耐震が縁で建築指導課と親しくなり、その件の愚痴を数度ぶつけたから、今回拾っていただいたのかもしれない。
耐震改修だからあまりデザイン性がどうこう、というコンペではないが、やっぱり受賞するのはうれしい。
176号を読むと応募する気もないように書いてあるが、今回は応募したから賞がいただけた。「応募が少ないから出して」というものだったけど。半田市ふるさと景観賞(237号)と二つ並ぶとまた何か欲しくなった。
この3月末で独立して丁度25年、四半世紀である。これを機に宗旨替えして賞を取りに行くか、これからは。それで仕事が取れるわけも無いのだろうけどね。