NA.home通信 216号

22.aug.2004
 最近、友人の会話について行けないことがある。
 その話題といえば、葬式の話、年忌の話、仏壇の話、お墓の話、トドメは納骨の話。全くついて行けない。
 先日も、耐震診断の委員会のあと、メシ屋で飲みながら、診断の報酬が正月なら餅代だけど、お盆だから…と話が動いたとたん、報恩講の話に発展してしまった。全く解らない話題である。

 最近、同年会に石屋が入会した。おかげでここでも墓石の話から墓地の話。
 永代供養がどうだとか、どこが高くてどこの墓地が安いだの、骨壺の納め方がどうだとか、戒名が一杯で書けなくなったらどうするだの。

 ウチは新家で墓がない。
 姉からどうする?と相談うけたことがあるが、墓参りもあまり行かなかったので、墓に対する意識が低いのも否めず、あまり真剣に考えられない。
 姉は墓はいらないという。撒骨してくれれば良いとも言う。
 何処に撒いて欲しいかと訊くと、「乗鞍山頂」だそうな。馬鹿言うんじゃないよ、国立公園を汚す気か。だいち、山に登れない。ヤマンバにでもなるつもりか。

 私も撒骨で良いと思っている。姉みたいに現実離れした場所でなく、小さい頃毎日のように過ごしていた亀崎の浜で良い。衣浦大橋の上からパラパラ撒いてくれれば、それでよい。
 でも環境汚染になるから、ダメだそうだね。死んで骨になり、墓に入れば遺骨で、撒けば廃棄物扱いとは情けない。

 オッといけない。うっかり撒骨の話になってしまった。こういう話はやめようと言っているのに申し訳ない。
 話題を変えようか。次の話題は?そう、血圧の話、糖尿の話、通風の話…、かな。

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