厨房立男 男のレシピ

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 男のレシピ −100(最終回)−       厨房立男

  ラザニア


 テレビのバラエティー番組でラザニアが意外と低カロリーであることがわかった。
 食べたことがないという妻が、私のアドバイスで作ったので紹介しよう。
 ラザニアの麺を茹でる。巾の広いパスタである。紙のような乾麺が昆布のように広がる。
 ソースはタマネギをみじん切りにし、挽肉と炒め、ホールトマトを入れ煮込む。
 味付けは塩コショウ、コンソメスープ、トマトケチャップ。味は控えめにする。ソースはたっぷり作る。
 四角な器に、内側にバターを塗りソース、パスタ、ソースと3層にし、最後はソースの上にチーズを載せ、オーブンかトースターでこんがりと焼く。
 早い話がほとんどソースで、薄い麺が3層あるだけなので、カロリーは低い。
 フランスパンなどと食べると良い。

 100回を区切りに男のレシピは閉店とさせていただきます。長い間、ありがとうございました。


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 男のレシピ −99−       厨房立男

  リメイク版 ポテトとベーコンのグラタン


 このレシピは記念すべき第1回作品である。100回を直前にしてリメイクしてみた。

 使ったのはやや大きめの鍋焼きうどん用の土鍋。
 ジャガイモ3個を5mm厚くらいで一口大に切り、土鍋に移し、そのまま蓋をして電子レンジで3分加熱する。
 タマネギ中1個を刻み、ベーコンも適当な大きさに切り、暖まった土鍋に入れ、コショウ、コンソメ顆粒を入れ、ジャガイモと混ぜ、牛乳を鍋の半分くらい入れてコンロにかけ、火加減に注意ししばらく煮る。
 仕上にとろけるチーズを載せ、パン粉を振りかけ、オーブンなどで蓋をせず焼けばできあがり。
 
 リメイクした点は油を使わないこと、土鍋だけで作る、コンソメ顆粒を入れたことである。
 1号から8年以上が経過し、筆者も健康が気になる年齢になった、ということである。


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 男のレシピ −98−       厨房立男

  サンフランシスコのクラムチャウダー


 サンフランシスコへ行ったので、フィッシャーマンズワーフのレストランに入り、名物のクラムチャウダーを食べた。
 友人は「美味しい」と言って食べていたが、私には当たり前の味だった。
 22号で紹介した味とほとんど同じ。具が違い、タマネギやマッシュルームが入っていた。
 私たちはカップで頼んだけれど、盛りが大きくなるとパンをくり抜いた中に入ってくる。
 その点では88号のパンDEグラタンと同じ発想。スープのとろみにパンを使っているかも知れない。
 堅めの丸いパンをくり抜いて、中身のパンをミキサーで粉砕し牛乳で練る。
 アサリを殻ごと茹で、ゆで汁とパン粉入り牛乳でスープのベースを作る。タマネギ、マッシュルーム(シメジでも良い)などを炒め、スープを入れ煮る。
 煮えたところに殻を取ったアサリを入れ、くり抜いたパンに盛りつけ、チーズをかぶせオーブンで焼いたらできあがり。
 というところか。アサリの時期ではないので試してはない。


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 男のレシピ −97−       厨房立男

  夏ばて防止 豚塩カルビ丼


 材料:豚肉(肩ロース、バラ等)、タマネギ、ご飯
 
 豚肉はバラでも良いが、脂分が多いので肩ロースくらいが良い。焼き肉用に切ったものを選ぶ。
 タマネギは繊維方向に直角に刻む。
 大きめのフライパンに軽く油を敷き、熱くなったところに肉を並べ、塩コショウを振る。
 少し焦げ目が付いたところで肉を裏返し、裏面にも塩コショウを振る。
 両面とも色が変わったらタマネギを入れ炒める、繊維に直角に切っているからすぐ柔らかくなる。
 仕上は水溶き小麦粉。小麦粉を大さじ1程度、水を少しずつ入れながら玉が出来ないように混ぜる。これをフライパンに入れ、とろみが付いたら火を止める。
 ドンブリのご飯の上に肉、タマネギを盛りつける。刻みキャベツを添えても良い。
 塩、コショウだけの味付けなので、調味料にはこだわりたい。
 私はクレージーソルトだけで味付けする。


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 男のレシピ −96−       厨房立男

  夏野菜のチーズ焼き


 材料(2-3人分) ナス2本、トマト中2個、ピーマン2個、
      タマネギ中1個、ニンニク一片、とろけるチーズ
 
 ナスは薄切りに、ピーマンタマネギはザッと千切り。
 それらを熱したフライパンにオリーブオイルを垂らし、ニンニクで香りを付けたら、野菜を全部入れ、塩コショウを振り軽く炒める。半生でよい。
 大皿に炒めた野菜を平らに盛り、上にトマトを並べる。トマトはあまり大きくしない方が食べやすい。
 その上から、トマトケチャップ、タバスコをかけ、とろけるチーズをかぶせ、電子レンジで4分ほど加熱する。ラップなどはしない。
 トマトから味が出る。肉など使っていないので、ダイエット中の方にもお勧めである。
 トーストに載せて食べるとさらに美味しい。


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 男のレシピ −95−       厨房立男

  中華バリそば

 お店で食べる堅焼きそば、いわゆるバリそば。家でやってみると意外に上手くできない。
 店では、生麺を油に入れるとブァッと広がり一気に揚がるが、家ではそうはならず、堅くなってしまい、焼きそば用の蒸し麺を使うとなかなかカリッとしない。
 79号では前の日の残りの麺を揚げてうまくできた話をのせたが、今回はそれを一からやってみた。
 生麺を熱湯で30秒ほどゆでたらざるに揚げ、よく水にさらす。
 水を切ったら皿に移し、電子レンジで蓋をしないで2分(2人前)ほど加熱し、水を飛ばす。
 口の広がった中華鍋に油を熱くし、麺を箸でほぐしながら少しずつ揚げてゆく。温度が低いと上手く揚がらない。
 上にかけるアンは、豚肉、野菜などを炒め、塩、コショウ、酒、ガラスープを入れ、醤油、酢で味を整え、水溶き片栗粉でとろみを付ける。塩より醤油をきかせた方が美味しいようだ。
 意外に手間の掛かるバリそばだが、出来映えは上々、はじめて上手くできた。


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 男のレシピ −94−       厨房立男

  味付け海苔でお茶漬け

 日間賀島の味付け海苔「島のり」はご存じか。大きめでピリッとした味付けで、ご飯にも酒のつまみにもなる。
 その島のりを大量にいただいた。ただ食べているだけでは芸がない。お茶漬けにしてみた。
 お茶漬け茶碗にご飯を盛り、島のり5,6枚をバリバリ適当にちぎり、焼き鮭ほぐし少々、昆布茶の粉、わさびを乗せ、白湯をかける。
 海苔から味が出てかなり美味しい。大きめの海苔はすぐ溶ける。
 焼き鮭ではなく、塩昆布でも美味しいとは思うが、美的に寂しい。ごまや三つ葉などの薬味を添えるとまた味が変わる。
 味付け海苔の二次的な食べ方、ほかにアイデアがあれば教えていただきたい。


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 男のレシピ −93−       厨房立男

  (番外編) 神谷バー

 先日妻と東京へ行った折、浅草にホテルを取ったら、目と鼻の先に神谷バーを発見した。
 神谷バーといえばデンキブラン。以前、お土産で戴いて、720ml瓶を1本飲んだことがある。
 
 場所は雷門から東へ、地下鉄の駅のある交差点の角である。1階は、大衆的な酒場、2階はレストラン、3階は割烹のようだ。
 当然、1階に入る。最初にレジで食券を買う。デンキブランか生ビール1杯でよい。食券を持って空いた席を探して座る。食券をウェーターに渡すと程なく持ってくる。追加は現金引き換え。和食、洋食、いろいろあり、どれも美味しい。
 ワインを頼んだ。フルボトルで1800円、激安である。初代が日本でワインを普及するために尽力したゆかりのものである。瓶にいろいろ書いてある。
 
 もう一つ楽しいのはお客さんとの交流、江戸弁で気さくに話しかけてくる。まさしく「下町の社交場」である。
 向かいのテーブルの客は作曲家の服部隆之だと妻は言っていたが定かではない。


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 男のレシピ −92−       厨房立男

  中華肉そば

 半田市役所の南にあるお店で、表記のメニューが人気である。さっぱりとした味付けで独特の味わいのあるラーメンである。
 先月紹介したスープを応用して挑戦してみた。
 
 材料:ラーメンの麺(細麺がよい)、モヤシ、豚バラ肉薄切り、ネギなど
 
 鶏ガラスープの素を溶かし、鰹だしの素を加える。スープに塩味が付いているので、味を見ながら、醤油、塩を加える。
 味が決まらないときはスープの素を足すこと。あまり醤油の味を付けない方がよい。
 スープの中に、10cmくらいの長さに切ったバラ肉を1枚ずつ広げながらたっぷり入れ、モヤシも一緒に煮立てないように煮る。
 
 その間に麺をゆで、盛りつける。豚肉、モヤシは分けて美しく盛りつけること。
 仕上に刻みネギ、海苔、かまぼこ、ゆで卵、メンマなどトッピングしてできあがり。
 さっぱりとした味をお楽しみあれ。


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 男のレシピ −91−       厨房立男

  さっぱり大根スープ

 さっぱりとした澄んだ中華風スープを、手間を掛けずに作りたい。簡単そうだがこれがなかなか手強い。
 一時はあきらめかけたが、今回そこそこおいしくできたので紹介しよう。
 大根を2センチ角位に繊維方向に四角く薄く切る。
 沸騰したお湯に切った大根、鶏ガラスープの素、カツオダシの素少々、酒少々入れサッと煮て火から下ろし、二、三分おく。
 その後味を見てスープの素、塩で味を整え、再加熱して出来上がり。鶏ガラスープに塩味があるので、塩は入れずに仕上げたい。
 チャーハンなどに添えてどうぞ。


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 男のレシピ −90−       厨房立男

  (番外編)しし鍋

 冬のお楽しみと言えば鍋料理であるが、しし鍋となると家では食べられないので出かけて食べる。一泊すれば飲めるし安心である。
 毎年、豊田市足助町にある白鷺温泉白鷺館に行っていたのだが、今年は新規開拓、湯の山温泉民宿山峡荘に行ってみた。
 
 まずは玄関はいると正面の壁に貼ってあるイチローの等身大写真に驚かされる。
 味噌味で少し甘めだが、肉は良い肉が出てくる。自家製の野菜、キノコ類がとっても美味しい。
 もちろん天然温泉。1泊込み込み食べ放題で1万円は驚愕の値段である。
 腹一杯になってもまだ肉や野菜が出てくる。降参である。
 野球好きのおばちゃんの話が面白い。イチローの写真の話も是非聞いていただきたい。
 
 湯の山温泉 民宿 山峡荘 059-392-2785


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 男のレシピ −89−       厨房立男

  とてもヘルシー 雲上鍋

 材料:長芋、油揚げ、白菜、椎茸、エノキなど
 
 土鍋でたっぷり昆布、鰹節でダシを取り、醤油、酒で薄めに味を付ける。
 油揚げは熱湯で油抜きをし、一口大に切る。
 白菜、椎茸など、鍋の具材も一口大に切る。
 長芋はおろし金などで小さめのドンブリ一杯すり下ろす。
 出し汁に具材を入れ食卓で火を入れる。
 沸騰したところで、火を切るか、極とろ火にして、煮え立ちが納まるのを待ち、下ろした長芋を良くかき混ぜ、スプーンかレンゲでひとかたまりずつ、鍋全面に雲が浮かぶように入れ、蓋をする。
 暫くは余熱で、3分くらい経ったら、弱火にして、絶対沸騰しないように加熱してゆく。
 その間、蓋は開けない。7,8分で食べ頃になる。
 
 始め薄いと感じるくらいの味でよい。汁を飲みながら食べるので、だんだん舌が慣れてくる。
 締めはうどんかきしめん、田舎そばなどを煮込むと美味しい。


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 男のレシピ −88−       厨房立男

  パン・DE・グラタン

 まずは白ワインを冷やす。
 食パンを1斤、5面ミミのものを選ぶ。
 3人前くらいになるので、二人の場合はその分カットしても良い。
 食パンの中をくりぬき、白いところはミキサーにかけパン粉にする。
 たくさん入れると空回りするので、少しずつ入れたら出しすること。
 できたパン粉を半分ほどミキサーに戻し、牛乳を700cc程度入れ、練っておく。
 中の具は、タマネギ中1個半程度、あとは鶏肉、ニンジンなど、シメジなんかも良い。ブロッコリー、ほうれん草など、緑色の野菜は必要である。
 タマネギを細切りにし、鍋で炒め、色が変わったところで他の具を入れ、塩コショウを強めにして炒める。
 ミキサーのパン粉入り牛乳を、鍋にあけ、煮込む。コンソメ固形なら2個、潰して入れる。味は濃いめにしないと、パンで味が消える。
 パンの内側にバターかマーガリンを塗る。スプーンの背を使うと良い。
 その中に煮込んだソースをなみなみに入れ、とろけるスライスチーズ4枚で蓋をし、パン粉を振りかけ、トースターかオーブンで焼き、チーズがとろけ、パン粉に焦げ目が付いたらできあがり。
 冷やしておいた白ワインとともにいただこう。


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 男のレシピ −87−       厨房立男

  ポークソテー、キノコソース、パスタ添え

 ポークソテーとパスタは特筆すべきものではない、メインはソースである。  ソースをたっぷり作り、パスタをまぶし、またはパンに付けながら楽しむ。
 二人分でタマネギ中半個、ニンジン少し、ピーマン1個、シメジ1株
 タマネギは荒くみじん切り、ニンジンは細かくみじん切り、ピーマンも荒くみじん切り。
 オリーブオイルにニンニクを数片入れ香りを付け、野菜を炒める。
 色が変わってきたところでシメジをほぐしてさっと炒め、塩コショウ、白ワインか日本酒で下味を付ける。
 コップ1杯ほどのお湯に、コンソメスープの素少々、野菜ジュース少々。
 野菜ジュースは、K社の「野菜生活」が美味しい。
 辛みは鷹の爪か、タバスコを使う。
 仕上げにトマトケチャップで味をまとめる。さわやかな味にまとめるのがコツ。
 とろみが欲しいときは、小麦粉を水で溶いて入れる。
 大きめのさらに、ポークソテーにパスタを添え、たっぷりソースをかけていただく。


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 男のレシピ −86−       厨房立男

  カボチャの冷たいスープ

 5人分ならカボチャは中4分の1。
 ワタを取って、皮をむき適当な大きさに切る。
 それを皿に入れ少し水を振り、ラップして電子レンジで5〜6分加熱する。
 
 コンソメスープを作る。600ccのお湯に固形スープ2個、やや濃いめのスープになる。
 柔らかくなったカボチャをミキサーに入れ、牛乳をカボチャが隠れるほど注ぎ、はじめはゆっくり、だんだん速くしながら、カボチャを練ってゆく。
 よく練れたところでコンソメスープをミキサーに入れ、混ぜる。
 鍋に移し、焦げないように混ぜながら、弱火で煮込む。味は塩コショウで調整する。
 熱いまま食べても美味しいのだが、そこは夏野菜のスープ、あら熱の取れたところで冷蔵庫で冷やし、冷たいスープとしていただこう。 
 器も冷やし、生クリームを浮かべてできあがり。


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 男のレシピ −85−       厨房立男

  柳川のセイロ蒸し

 今年、4月と7月の二度、福岡県は柳川へ行った。
 名物はウナギのセイロ蒸し。
 ウナギの蒲焼きを四角いセイロに盛ったご飯に乗せて蒸したもの。仕上に錦糸卵で化粧をし、塗りのセイロ枠に入れて出てくる。
 春に入った店は観光客用の店だったので「こんなものか」と思ったが、今回行った店は明らかに味が違い、美味かった。
 大きさは鰻重程度だが、ご飯がぎっしり詰まっていて、端から端までタレがしみこみしっかりボリウムがある。
 今回二度目ということで、量がわかっていたから、二人で一つとり、蒲焼き(長焼きというメニューはなかった)を余分に注文しウナギたっぷりで食べた。この食べ方が最高である。
 柳川へ行ったら、川下りとともに美味しい店を探して、是非味わっていただきたい。


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 男のレシピ −84−       厨房立男

  糸寒天のフカヒレ風スープ

 糸寒天を人数に合わせ適宜7cm程度の長さに切り水で戻す。
 沸騰したお湯に、鶏ガラスープの素を溶かし、海鮮風の味を出すため鰹だしの素を少し加える。
 塩を少々入れ味を調えたあと、戻した糸寒天を半分入れ煮込み溶かす。
 寒天がほぼ溶けたところで火を止め、卵白を少々、混ぜながら入れる。
 残りの寒天は器に入れ、食べる直前にスープを注ぐ。
 
 見た目、食感、まさしくフカヒレスープ。
 味は若干違うが、本物の味を知らないのでごまかせる。


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 男のレシピ −83−       厨房立男

 今日はガッツリ 豚のスペアリブステーキ

 寿司を食べると体重が増え、肉を食べるとなぜか体重が減少する筆者である。
 ということで、豚のスペアリブを買ってきた。厚さは2cmほどある。これをフライパンで焼く。
 包丁の先でブスブスと肉を刺し、包丁の背で軽くたたく。塩コショウすれば準備終わり。
 フライパンに油を引きニンニクを一片、香りが出たら出す。
 油が暑くなっているので、中火にして肉を入れる。1分ほどで焦げ目が付く。
 そうしたらひっくり返し、弱火にし、アルミホイルをかぶせる。
 ホイルとフライパンに隙間ができないよう周りを押さえる。
 ここで8分ほどじっくり待つ。焦げないよう火加減には十分注意。
 肉の厚みでこの時間は変わる。
 焼けてくると肉汁が周りから出てくる。
 ホイルを取り強火にし、ブランデーなどを降り、香りを付ける。アルコールは燃やして飛ばす。
 骨の周りまでしっかり火が通っていてなおかつピンク色、そこが腕の見せ所。
 挑戦していただきたい。


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 男のレシピ −82−       厨房立男

 牛風味 肉なしキノコ丼

 スーパーの肉売り場で、牛脂を2個ほどもらってくる。
 あとはキノコとネギ。今回は小さめのエリンギ、袋に入って安いやつだ。
 エリンギをなるべく薄くスライスする。ネギはハスに刻む。
 鍋を熱し、牛脂を入れ油にする。ある程度油が出たところで残りの牛脂は捨てる。
 そこに酒、水を同量、2人前で50ccくらいずつか。熱い油の中に入れるのだから、飛び散るので、奥さんに怒られないように、周りの掃除をする。
 煮きったところで、醤油、砂糖で味をつけ、キノコを煮る。
 隠し味に昆布茶の粉末を少し加えると美味しい。煮えたところにネギを入れ、卵でとじる。
 ご飯に載せればできあがり。
 キノコの食感がとてもよい。牛肉の香りがするが探しても入っていないので悪しからず。


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 男のレシピ −81−       厨房立男

 番外編  焼酎の話

 先日初めて鹿児島へ行った。
 鹿児島の人は焼酎を湯割りで飲むのが普通だ。それも注ぎ口の付いた酒器に入って出てくる。それをお猪口で飲む。実に旨い。いままで芋焼酎の本当の味を知らなかったことに気づく。
 本当の飲み方は前の日に飲むだけの水割りを作り、一晩なじませて、燗をつけて飲むのだそうだ。
 もう一つこだわれば「黒ぢょか」という土瓶をつぶしたような平べったい黒薩摩焼の酒器に入れて、囲炉裏の残り火でじっくり燗をつけるのが最高の飲み方だそうな。
 その黒ぢょかなる酒器とお猪口を買ってきた。蔵元直送で焼酎も届いた。
 さすがに前の晩から水割りを作ることはなかなかできないが、半々で割って黒ぢょかに移し、ストーブで燗をつける。
 10分ほどかかる。ほどよく暖まったところで味わう。
 分厚い焼き物なのでなかなか冷めない。最後の一杯までおいしくいただける。恐ろしいスピードで焼酎が減る。


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 男のレシピ −80−       厨房立男

 ラーメンナポリタン

 材料:インスタントラーメンの麺、玉ねぎ、ハムかソーセージ
 
 フライパンに水200ccを沸騰させ、麺と刻んだ玉ねぎを一緒に入れ、蓋をし中火で煮る。時々ハシでほぐす。
 1分半ほどでほとんど水気が無くなるが、さらに蓋を押さえて湯切りする。
 蓋をとり、火にかけサッと水気を飛ばし、オリーブオイルを回りにかけ、ハムなど他の具と共に炒める。
 味付は塩コショウ、ケチャップ、ウスターソース、好みでタバスコ。
 麺を固めにするのがポイント。
 意外にうまい。


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 男のレシピ −79−       厨房立男

 中華揚げ麺

 中華麺を固ゆでにして鍋の締めに使う。
 生麺のままだと粉が出るので、沸騰したお湯に30秒ほど入れさっとゆで、よく水で洗う。
 
 今回は余った麺の利用だ。
 まずは油で揚げてみた。実にうまくカリッと揚がる。
 生麺だと堅いし、焼きそばの蒸し麺だとカリッと揚がらない。
 
 カリッと揚がったらバリバリと手で崩し、塩を振る。これでまたビールが飲める。
 今度は塩は振らず、ドンブリに移し、和風だしにネギを入れただけのスープをかける。
 これがまた旨い。食べる直前に掛けないとすぐふやけるので注意。



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 男のレシピ −78−       厨房立男

 海苔とシメジのスープ

 スープは鶏ガラスープの素を鍋で沸かしたお湯に入れ溶かす。
 海苔はあらかじめ2cm角程度にハサミで切る。
 シメジは味を付けずに油で炒め、スープに入れる。
 スープの味を塩コショウで調整し、海苔を入れ、水溶き片栗粉でとろみをつける。
 
 海苔は生海苔、焼き海苔どちらでも良い。
 海苔の味を生かすため、味付けは塩コショウのみ。
 油で炒めたシメジがコクと食感を与える。



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 男のレシピ −77−       厨房立男

 あんかけオムレツ

 オムレツというより天津飯に近い。
 あんは鶏ガラスープ(スープの素でよい)にコショウ、醤油であっさり目に味付け、水溶き片栗粉で軽くとろみをつける。
 オムライスの中身はチキンライスでなくチャーハン。
 具は何でも良いがネギ、ハムくらいで良い。軽い醤油味でチャーハンを作る。
 卵はバターを使わずサラダ油で焼き、チャーハンを入れオムライスを作る。
 できたオムライスはスープ皿に盛り、多めにあんをかける。
 オムライスを包む卵を割ると、一気にチャーハンがあんを吸い、スープチャーハンを卵で包んでいるようになる。中身をそばめしにしてもいける。少し面倒なのが欠点。


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 男のレシピ −76−       厨房立男

 残り物天ぷらの卵とじ

 前の日の残りの天ぷらは、油っぽいし、なんとか美味しく食べられないか。
 というわけで卵とじにしてみた。
 少量のお湯にカツオダシの素、酒、醤油を入れ味を調整する。
 薄切りのタマネギを少し煮て、ネギを笹切りにして入れ、溶き卵で閉じる。
 天ぷらは電子レンジで温め、スープ皿のような大きめの皿の中央に盛りつけ、回りに閉じた卵を流す。三つ葉をあしらえば完成。
 天ぷらが見えないと、何だかわからない。スーパーで買ってきた天ぷらでもグッド。
 サクサク派にはこの味は理解できないだろう。


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 男のレシピ −75−       厨房立男

 道具の話

 料理をしているといつも使っている道具が時には使いにくいことがある。
 プロ用の道具ならいざ知らず、ホームセンターなどで買ってくる安物だから特にそう。
 一番不満なのはフライパン。縁の壁がほぼ垂直になっているものが多い。
 これで炒め物をすると、中身を上手く返せない。思い切り振ると自分の方に飛んでくる。
 中華鍋のように上が開いていれば上手く返せるのに。オムレツやオムライスでも、壁が垂直なので苦労する。
 
 もう一つは取手付のボール。注ぎ口が左側に付いている。右手で持って注げるようになっているのだろうが、右利きの私はたいてい右手は菜箸を持っているのでボールは左手になる。
 そうなると左の注ぎ口では勝手が逆。左右に注ぎ口を付けておけばいいのに、と思う。
 
 先日、妻が45°くらいに開いたフライパンを見つけ買ってきた。まだ使っていないが、今度オムレツを焼いてみよう。


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 男のレシピ −74−       厨房立男

 甘酢鶏 雲上盛

 材料:鶏ささみ、はるさめ

 ささみは一口大に切り、軽く塩コショウ、酒、醤油で下味を付ける。
 はるさめは熱した油に少量ずつ入れると瞬時にチリチリになるので、サッと上げる。
 下味を付けたささみは片栗粉をまぶし、唐揚げにする。
 次は甘酢あんを作る。
 適量の水を煮立て、鶏ガラスープの素、酒、醤油、砂糖、酢で味を付け、水溶き片栗粉を少しずつ入れ、とろみをつける。
 酢と砂糖はほぼ同量、酒はほんの少し、醤油は色が付く程度でよい。
 甘酢あんの中に上げたささみを入れ、からませ、皿に盛ったチリチリのはるさめの上に盛る。
 はるさめとささみの食感がよい。


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 男のレシピ −73−       厨房立男

 夏バテ解消 手羽の酢煮

 材料:手羽元(骨付)8〜10本、生姜1片、ニンニク1片、白ネギ2本

 手羽が底に並ぶくらいの鍋を選ぶ。
 鍋に少量の油を敷き、煙が立つまで熱したあと手羽をそのまま入れ炒める。
 色が付いたところで酒をかけ強火でアルコールを飛ばす。
 アルコールが飛んだところに酢を浪々と注ぐ。手羽半分浸る程度。
 ニンニク、生姜を加えフタをして強火で時々揺すりながらグラグラと煮る。
 7,8分すると汁が無くなってくる。そうなったら水を注ぎもとの量に戻す。
 次は味付け、ネギをぶつ切りにして入れ、砂糖、醤油で味を付け、さらに10分程度中火で煮る。ゆで卵を入れるとボリュームが出る。
 煮えたら器に移し、汁は鍋に残し照りが出るまで煮詰め上からかける。
 サッパリしていてスタミナ満点、コラーゲン豊富。夏バテ対策にいかが。


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 男のレシピ −72−       厨房立男

 豚汁談議U

 豚汁はおふくろの味である。
 「あなたのところはどういう豚汁?」
 と尋ねると「普通だよ」という答えが返ってくる。でも同じ豚汁はまず無い。
 
 味噌は何使ってる?、豆腐は入れるか、ネギは薬味か煮るか、ゴボウは入れるか、白菜は、などと聞いていくと論争になってくるので面白い。
 問題はダンナと奥様では食べてきた豚汁が異なることだ。どう奥様を慣らして好みの味に持っていったか、また慣らされていったか、そのへんになると声がだんだん大きくなってくる。
 
 酒の席で話題に詰まったら豚汁談議はいかが。


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 男のレシピ −71−       厨房立男

 中華つけ麺 ガッツリ味

 材料:ネギ、ごま油、鷹の爪、市販のめんつゆ、ラーメンの麺、麺の具

 ネギは細かく小口切り。
 鍋にごま油を多めに入れ、熱くなったところに刻んだネギ、鷹の爪少々加え炒める。
 ネギの色が変わるまで炒める。5分程か。
 
 市販の和風めんつゆをつけだれにする。
 ストレートつゆならそのまま、濃縮なら好みの濃さに延ばす。
 麺はゆで、水にさらし、氷で締める。
 つけだれにたっぷり作ったネギ油を入れ、薬味のネギを加え、麺を付けて食べる。
 
 冷やし中華のようなサッパリ味ではなく、ガツッとした味である。
 お好みの具を添えて召し上がれ。食べ終わったあとの満足感がいい。


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 男のレシピ −70−       厨房立男

 チョコバナナ

 食べたこともないチョコバナナを作って売ろうというのだから、恐れを知らないことはなはだしい。
 試作をした結果、バナナはまだ熟れていない青いものが良い。中の串は安い四角い断面の割り箸がよいことがわかった。
 バナナのほか色々試してみた。メロンは水っぽくて全然合わない。
 イチゴはチョコをたっぷり付けるのではなく少しの方が美味しい。パイナップルはそこそこいけるが、表面の水気を拭き取ってからチョコに漬ける、などが研究成果。
 またチョコは濃いからといって水で薄めてはダメ。逆に固まってしまい味噌のようにブツブツになってしまい、それ以上薄めると固まらない。
 東浦町で行われた於大祭に有志で出店。飛ぶように売れた。


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 男のレシピ −69−       厨房立男

 味噌焼き

 東京の居酒屋での話。
 刺身の盛り合わせの飾り付けに大きなホタテの殻が付いてきた。
 これをもらっていこうとすると、どうするんだと尋ねられた。
 
 私の生まれた半田市亀崎では大きな貝殻に取手の付いたものをイタラ貝と称し、売っていた。これで味噌を焼き、お茶漬けや酒のアテにする。
 今ではイタラ貝が手に入らなくなったため、丼物用の浅い鍋や小さな土鍋でやるがイマイチ味に深みがない。
 
 東京から持ち帰ったホタテの殻で早速味噌焼きを作って食べた。やっぱり美味い。
 作り方は簡単。大さじ1,2杯のわずかな水を沸かし、鰹節を入れ赤味噌を溶き、砂糖を加える。仕上に卵を割りサッと混ぜ、卵が半熟の状態で火から下ろす。
 ホタテの殻は割れてしまったのでもう無い。どこかでまた探さないと美味しい味噌焼きが食べられない。


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 男のレシピ −68−       厨房立男

 鮭のチャンチャン焼き風

 材料 :塩をしていない鮭 アラの部分の方が美味い。キャベツ、モヤシ、ネギ。
 調味料:ミックス味噌、酒、砂糖
 
 ボールで味噌を酒で解き、柔らかくなったら砂糖とお湯を入れ味を調整する。
 その中にぶつ切りの鮭を入れ、30分ほどつけ込む。
 キャベツはざく切り、ネギも食べやすい大きさに切る。
 ホットプレートを熱くし油を敷き、キャベツを広げ、モヤシをのせる。真ん中は凹ませて漬け込んだ鮭を味噌ごと入れ、ネギをかぶせる。
 その上から酒を振る。野菜を酒蒸しにするのだ。フタをしてしばし待つ。
 野菜がしんなりしてきたら、全部を一度混ぜ、またフタをする。
 そのうち野菜から水が出て来る。そうなったらフタを取り、もう一度混ぜ、フタを取ったままもう少し待つ。アルコールを飛ばすのだ。
 野菜が柔らかくなったところから食べ始める。
 鮭と一緒に豚肉を入れても美味しい。残った汁に焼きそばの麺、うどんなど入れて焼くのもよい。


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 男のレシピ −67−       厨房立男

 ダイエットに効果? 油揚げピザ

 先回は正月にちなみ餅のチーズ焼きを紹介したが、今回はちょっとヘルシーに油揚げをベースにピザを作ってみた。
 
 大判の油揚げを買ってきてそのままフライパンでから焼き、両面パリッとなるくらい焼く。
 ピザソースを塗り、お好みの具を乗せ、チーズをかぶせ、トースターなどで焼く。これは普通のピザと同じ。
 味は想像した以上ではないがそこそこ食べれる。ただ食べにくいのは欠点だ。
 予め包丁で切っておくのだが、一口で食べるには大きいのでかみ切ろうとしても、サクッとはいかず、意外と油揚げが粘る。
 まあ、ダイエットのため、この程度は許されよう。体重の気になる方にはおすすめ。


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 男のレシピ −66−       厨房立男

 餅のチーズ焼き

 正月といえば、おせちと餅。おせちも良いが飽きるし、餅では酒の肴にならない。何とかおせちにはない洋風な味を餅で出せないか、これが今回のテーマ。
 もちろん、男流手抜き料理でなくてはならない。

 材料:のし餅3〜4片、パスタ用ミートソース1人前、とろけるチーズ、タバスコ。

 餅は7mmくらいで棒状に細切りにする。
 皿にミートソースを薄く引き、細切りにした餅を並べる。
 その上にまた一面にミートソースを塗り、タバスコを多めに振りかける。
 チーズを隙間無く乗せる。
 電子レンジで数分、加熱し、餅が半分程度軟らかくなったところで、オーブンかトースターで焼く。
 オーブンで焼いたあと電子レンジで加熱してもよい。つまり、餅が軟らかくなり、チーズが焼けたら良いのだ。オーブン付のレンジなら入れ替えなしでやれる。

 今回はスタンダードにやってみたが、いろいろ応用が利きそうだ。


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 男のレシピ −65−       厨房立男

 蕎麦を打とう

 「蕎麦を打つ」これこそ男の料理。
 それにはまず道具から。ネットなどでそば打ち道具を検索するとよい。
 選ぶ基準は大きめの練り鉢と形のよい包丁。練り鉢は大きい方が間違いなく打ちやすい。包丁は上から重さで切るので、握り手の下まで刃が伸びているものがよい。
 それもこれも予算に合わせて買えば良い。ビデオ付のそば打ちセットもある。
 そば粉もネットでなるべく打ちやすい粉を選んで買う。つなぎの小麦粉、打ち粉とセットで販売しているところもある。
 はじめは400g程度がよい。320gのそば粉と小麦粉80g。キチンと量って練り鉢に移す。そのとき細かいフルイにかけるとよいが無くてもなんとかなる。
 水の量は粉の1/2強、冷蔵庫で冷やした水200ccを計量カップで量り、合わせた粉に1/2、1/4、1/8と3段階で水と合わせる。あとは調整しながら水を加えまとめていく。細かいところは省略。ビデオか何かで勉強していただきたい。
 蕎麦をのばすときはなるべく薄く、切るときはなるべく細く切ること。
 ゆでるときはなるべく大きな鍋で、1人前ずつゆでること。ゆで時間は1分から1分半。ゆであがったら流し水でよく締める。
 最初は絶対失敗する。何度か繰り返し打てばそのうちにはそこそこ打てるようになる。それまで家族は犠牲者になるかも。 


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 男のレシピ −64−       厨房立男

 土鍋を使った料理 第6弾 土鍋で釜飯

 土鍋はいつもの鍋焼きうどん用の1人鍋を使う。
 うちにあるのが1人半くらいの鍋なので、米を300ccにした。鍋の大きさに合わせていただけばよい。
 米を研いで土鍋に移す。だし汁は椎茸の戻し汁に水を加え、ダシの素、醤油、酒を入れ味を調整する。
 うどんの汁より少し辛めにしたくらいの味付け。
 米の上に具を並べる。今回は戻した干し椎茸、鶏肉、ゴボウ、ニンジンをいれた。
 だし汁は米の量の10%増し。米が300なので、330cc量って土鍋に注ぐ。このまま数時間おくと炊きやすいのだが、そんなことも出来ないのですぐ火に掛ける。
 鍋が小さいので火加減が難しい。鍋底に炎の先が付くくらいの火がよい。
 フタの穴から湯気が出てきたら少し火を強める。フタが持ち上がるので重しを乗せる。
 吹きこぼれないように火加減を見ながら、湯気の勢いが弱まるのを待つ。
 湯気の出が弱まったら、火を半分ほどにする。鍋に付いた吹きこぼれが乾いたらさらに火を小さくする。
 ここから鼻をきかせて、焦げたにおいが混じりだしたら火を止める。
 10分ほど蒸らすとよい。絶対フタをとらない。中を見ずして炊きあげるところにスリルがある。
 蓋を取る瞬間、笑顔になるかコンビニに走るかが決まる。
 具をいろいろ替えて楽しんでいただきたい。


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 男のレシピ −63−       厨房立男

 秋の夜長は 芋煮会

 本場山形の味は知らずとも、男風芋煮を紹介しよう。
 材料は、主役の里芋、ゴボウ、大根、にんじん等の根菜類とこんにゃく。あとは白菜、ネギ、豆腐、キノコ類と牛肉。牛肉は予算に合わせて安いところでも、最高級霜降り和牛でもよい。

 根菜類は一口大に切りこんにゃくは手でちぎり、水から煮る。昆布も忘れずに入れる。

 煮立ってきたらダシの素を放り込む。芋や大根に火が通ったら味付け。赤味噌の血が流れる愛知県人としては当然、愛知の豆味噌。みそ汁程度の濃さでよい。酒も入れる。
 鍋をテーブルコンロに移し、ほかの具を入れ、仕上に牛肉を入れる。
 愛知の地酒で愛知風芋煮をどうぞ。立田のレンコンも良いね。

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 男のレシピ −62−       厨房立男

 手軽にイタリアン

 イタリアンのアイテムはオリーブオイル、ニンニク、唐辛子、トマト。トマトは缶詰が手軽で美味しい。トマトピューレでも良い。
 鍋を熱し、オリーブオイルを多めに垂らし、ニンニクを入れ、香りが出たところでタマネギを薄く切ったものを炒める。唐辛子(きんぴらゴボウに使う鷹の爪でよい)も入れる。

 色が変わったところでピーマンなど、香りの出る野菜を加え、さらに炒める。
 白ワイン(無ければ日本酒)を振り、トマト缶を開け、ドバッと入れる。
 空き缶にお湯か水を半分くらい、加える。コンソメ顆粒を少し入れ煮込む。
 味付けはケチャップ、コショウ、ウスターソースで調整する。薄味が良い。

 これでソースはできあがり。あとは工夫次第でいろんな料理に。

 市販のトンカツにチーズを載せ、電子レンジで加熱。チーズがとろけたら、パスタを添え、このソースをかければ、「ポークカツレツのチーズ焼き、トマトソースかけパスタ添え」のできあがり。やっぱりワインが必要だね。


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 男のレシピ −61−       厨房立男

 夏バテ解消  スタミナ肉みそ

 材料は豚のミンチ、合い挽き、豚肉を細かく刻んでもよい。あとタマネギ、ショウガ、ニンニク。
 材料は全てみじん切り。タマネギは刻んでみてかさが肉と同じかやや少なめくらい。
 ニンニク、ショウガは好みで増減すればよい。
 鍋に油を敷き、全部いっぺんに炒める。そこが男流。
 塩、コショウ、適宜、酒を少々、鶏ガラスープの素をお湯で溶かして入れる。
 ダブダブに入れないよう控えめに。
 そこにミックス味噌を解く。味噌の分量が微妙だが、味がだんだん濃くなっていくので、控えめでよい。
 焦げないように混ぜながら少し煮る。だんだんとろみが出てくるはず。
 仕上は醤油、砂糖、豆板醤で味をまとめる。

 これを冷やし中華に添えてよし、冷や麦などのつゆに入れてよし、ご飯に載せ麦茶をかけても美味しい。
 ナスを炒め、この肉みそで味付け。味噌ラーメンに入れて担々麺など本格的な楽しみ方も出来る。


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 男のレシピ −60−       厨房立男

  家で作りたい 醤油ラーメン

 ラーメンの神髄は何と言ってもあっさりした醤油味だ。
 でも家庭ではこんな難しいものはない。それをあえて挑戦するのが「男」である。といいながら手抜きに徹する、それもまた「男の道」である。

 スープは無理だから鶏ガラスープの素を使う。
 でもこれに醤油味を付けても全くコクが無く、ラーメンは入れられない。この醤油にひと工夫。
 豚バラ肉の脂身を切り取り細かく刻む。ネギを粗くみじん切りにする。
 小鍋に油を引かず脂身を入れ火に掛け、脂を出す。脂がよーく出たところに刻んだネギ、おろしニンニク(チューブで可)を加え炒める。
 色が変わったら醤油、酒を同量でヒタヒタにし、コショウを加え煮立てる。
 茶さじ半分くらい取り、スープで割り味を見よう。色の割りに味が薄かったらタレに塩を足す。

 できあがったタレとスープでラーメンを作ってみよう。
 これで気に入らない諸氏はスープを工夫するしかない。


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 男のレシピ −59−       厨房立男

 土鍋を使った西洋料理 第5弾!  
    土鍋でピラフ

 米1合(180cc)にコンソメスープ200cc、バター1欠けが材料の割合。
 鍋にバターを溶かし、米を洗わずそのまま炒める。米が少し透明になって、焼けて白くなった米粒がでてきたら、火を止め、土鍋に移す。
 1合ならうどんに使う一人用の鍋でよい。2合以上は鍋物用のものを使う。少し大きめが良い。味噌煮込みに使うフタに穴の空いていないものはダメ。
 上記の割合でコンソメスープを入れる。具は冷凍のエビをそのまま入れればエビピラフ、シーフードミックスを入れればシーフードピラフになる。
 サッとかき混ぜ、米が平らになったらフタをして強火にかける。
 フタの穴から勢いよく蒸気が出、フタの縁から泡が吹いてきたら中火に落とす。
 フタが持ち上がるので、重しをしたほうがよい。
 フタの縁の泡が出なくなったら、弱火にする。
 穴から出ていた蒸気がだんだん勢いが無くなり、もやもやしてきたら再度火を弱くし極細火にし、5分程経ったら、火を消し、3分ほどおく。
 フタを開けるまで出来栄えがわからないところがドキドキする。
 チャーハンではない本格的ピラフ。所要時間20分の早業である。


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 男のレシピ −58−       厨房立男

 豆腐を四角いままで  麻婆豆腐

 豆腐は絹ごしを使う。水を切り皿に入れ電子レンジで3〜4分加熱する。
 この間に具を炒める。ショウガ1かけ、タマネギ、戻した椎茸、豚肉など。
 全て細かく切る。挽肉でも良い。
 ニンニクを少し入れて炒め、塩コショウ、酒、中華スープを加える。
 ミックス味噌を少し解き、豆板醤、醤油、砂糖で味を調整する。
 水溶き片栗粉を加え、とろみをつける。

 このあとに豆腐登場。すでに加熱してあるので煮る必要がない。
 火傷しないよう気を付けながら、好みの大きさに皿の上で切り、鍋に入れ、サッと合わせればできあがり。お試しを。


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 男のレシピ −57−       厨房立男

 男の鍋  酒鍋

 鍋の具は白菜、地鶏もも肉、ネギ、豆腐など、お好みで。
 白菜は大きめにざくざく切る。大きな葉でも三切り程度でよい。鶏肉も大きめ、ネギも適当に切っておけばいい。
 土鍋でなくていい大きめの鍋に日本酒、水を半々に入れ、沸騰させてアルコールを飛ばす。ダシは使わない。
 煮え立ったところに、鶏肉、白菜、豆腐など具を入れ、フタをして煮る。
 ポン酢でいただく。たったこれだけ。下準備も簡単、まさに男の鍋。
 白菜が実に美味い。酒の味で鍋の味も変わる?当然だろうがそこまで研究してないのでご無礼。


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 男のレシピ −56−       厨房立男

 あえてタブーに挑戦!  電子レンジで目玉焼き

 電子レンジで卵を焼くと黄身が爆発する。それは電子レンジが家に来た初日に体験済みである。その30年を超える懸案にあえて挑戦してみた。

 白身より先に黄身が固まるところに問題がある。ならば、白身の方が先に固まるように工夫すればよいのだ。
 ご存じのように白身の方が固まる温度が高いから、予め高い温度の中に卵を割ればよいのだ。その媒体としてバターを選んだ。

 ちょうど卵のはいる深めの小皿にバターを一欠け入れ、電子レンジにかける。
 バターが溶けたら取り出し、皿を揺すって全体に延ばし、卵を落とし、また電子レンジへ。
10秒ほどで一度取り出し、回すように揺すり、バターを卵の廻りに回し、またレンジへ。
 それから10秒ほどで白身は急速に白くなる。そうなったら取り出す。
 あとは余熱で全体が固まる。黄身は柔らかいままだ。
 お好みの調味料でどうぞ。30秒ほどでできあがり、フライパンも汚さない。一人の朝食にぴったり。バターがきいて非常に旨い。


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 男のレシピ −55−       厨房立男

 寒い夜は 石狩風寄せ鍋

 32号で残った焼き鮭で石狩鍋を紹介したが、もう少し本格的にやってみよう。

 生鮭をあまり手に入れることができないので、鯛、ブリ、カンパチ、スズキ、何でも良いから大きめの魚のアラを買ってくる。塩鮭でも良いのだが甘塩でないと鍋が塩辛くなる。
 鍋のスープは昆布ダシに和風ダシの素を入れ、ミックス味噌を解く。日本酒を多めに入れる。
 そのスープに魚のアラを入れ、いろんな具を入れる。
 鍋の具は石狩風だからジャガイモは必須。皮ごと電子レンジで加熱し、半分に切る。皮をむくと鍋で解けてしまう。
 あとは野菜、豆腐、キノコ類、お好みの具を入れて煮る。仕上にバターを溶かして食べる。
 魚が無くなったら、豚肉を入れても旨い。
 最後はラーメン。予めサッとゆでた麺を用意しておこう。
 材料は安いし美味しい。


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 男のレシピ −54−       厨房立男

 餅入りスープ

 餅は小さくするとすぐ柔らかくなる。それを利用してスープの具にしてみよう。
 スープは何でも良い。コンソメ系から中華スープ、みそ汁にいたるまで、試して頂きたい。
 餅は1cm角くらいに小さくサイの目に切る。あまり小さすぎても食感が楽しめない。
 煮え立ったスープの中にバラバラと入れたらすぐ火を止め盛りつける。
 けっして煮ない。少しでも煮るとドロドロになるので要注意。

 新しい食感で楽しめるはず。どんなスープにもっとも合うか、みなさんのご意見をいただきたい。


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 男のレシピ −53−       厨房立男

 塩味 中華鍋

 みんなが集まったとき、好評だったので紹介する。
 たっぷりのお湯に鶏ガラスープの素、豚骨スープの素を半々で解く。ベースはそれだけ。
 鍋の具は、白菜、モヤシ、ネギ、豆腐、ちくわ、マイタケ、エノキなどに豚肉、鶏つくねなどが旨い。水餃子も良い。
 塩、刻みネギ、ごま油をとんすいなどの器に取り、鍋のダシで解く。それがつけだれになる。コショウ、ラー油などもお好みで。
 具が無くなったところに麺を入れる。普通のラーメンを予め熱湯に1分ほど通し、水でさらしておく。
 サッパリした味で最後まで楽しめる。


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 男のレシピ −52−       厨房立男

 そばイナリ

 材料:油揚げ、そば、紅ショウガ、アサツキ

 油揚げはいなり寿司と同じように半分に切って砂糖、醤油で煮る。
 そばは少し固めにゆでる。
 ゆでたそばをいなり寿司と同じ要領で油揚げに詰め、みじん切りした紅ショウガ、アサツキで飾る。油揚げは汁をあまり搾らない方が旨い。
 盛りつけはいなり寿司とは逆で上向きにする。
 ちょっとしたパーティーなどにおすすめ、彩りもよく、おなかにたまらないところがよい。


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 男のレシピ −51−       厨房立男

 焼きナスは火中で

 子どもの頃、父親の実家で叔父が山に行くというので付いて行ったときの話。
 刈り取った草や枝を燃やし、その火にヤカンを掛けナスを放り込んだ。
 「ナスが燃えちゃうんじゃないの」と訊くと
 「ナスは水気が多いから燃えないんだ」と教えてくれた。
 お湯が沸く頃にはこんがりと焼け、おにぎりのおかずになった。

 中学校のキャンプ、自由献立はこれ。何にも調理しない。飯盒でご飯を炊いているところにナスを放り込み、飯が炊けた頃に取り出し、焦げた皮をむく。
 ご飯が蒸れるのももどかしく、きつね色に焼けたナスに醤油をぶっかけて食べた。
 ところがすごい夕立、他の班はどうしてるかなと見渡せば、気の毒にずぶ濡れになって消えそうな火と格闘している。
 この短時間で出来るメニュー大正解。かなり手抜きだけどね。
 ふっくら焼けて美味しい。アウトドアーのお薦めの一品。


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 男のレシピ −50−       厨房立男

 簡単とろろ汁

 とろろ汁を麦飯に掛けてすすり込むのは美味しいものだ。
 でもスリバチ出してだし汁とってとめんどくさいもの。
 何とか簡単に美味しいとろろ汁を作り、朝食に食べたい。
 ということで思いついたのが既製品のめんつゆを使うことだ。
 長芋をおろし金で摺り、箸でよーーーく混ぜる。ホイップする感覚だ。
 そこにめんつゆを好みの濃さに割り、混ぜるだけ。はじめによく混ぜるのが大事。
 これでスリバチでおろしたようなまろやかな舌触りができる。溶き卵をまぜるとより美味しいが、一人分や二人分だと鶏卵1個は多すぎるので、入れない方が賢明だ。
 めんつゆなので妥協した味だが、まあ食べれる。醤油だけよりずいぶん美味しい。


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 男のレシピ −49−       厨房立男

 残りご飯で作る ライスピザ

 ピザは食べたし、宅配ピザはデカいし…。では作っちゃおう。
 ということで、ラップを広げ、残りご飯を広げる。冷やご飯の場合は電子レンジで温めてからにしよう。
 広げたご飯に軽く塩を振る。黒コショウも良い。粘りを出すため水も少し振りかける。
 ラップを包んで手でつぶしながら丸く広げる。さらに粘りを出すためつぶす。
 フライパンに薄く油を敷く。一度拭き取るくらいがよい。
 弱火にして丸くしたご飯をじっくり焼く。焦げ目が付いてきたらひっくり返す。
 ここが難しい。

 次はソースだ。ピザソースやケチャップをベースに作っても良いが、相手がご飯なので赤味噌ベースのソースなんかが良いかも。
 今回はカレーの残りがあったので、それを使った。ご飯の上に広げ、タバスコを振る。
 その上にチーズを載せ、フライパンにフタをする。チーズがとろけたらできあがり。
 ピザのように持ち上げて食べられないのが難点だが、和とイタリアンの融合はなかなか良い。


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 男のレシピ −48−       厨房立男

 陶板焼き

 陶板を買ってきた。丸い皿のような形のヤツだ。
 早速陶板焼きを試してみる。
 バターを溶かしネギやアスパラなどの野菜を焼く。
 赤味噌を砂糖と酒で練り、鶏の薄切りをつけ込み、焼いていく。バターと赤味噌、絶妙である。愛知県人で良かったと思う瞬間だ。
 ホットプレートや鉄板とは違うほっこりとした焼け具合がよい。
 今度は魚介類を醤油味で試してみたい。


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 男のレシピ −47−       厨房立男

 笹身の酒蒸し

 4月号に笹身を使ったレシピを紹介したが、もう一品、さらに簡単な料理を紹介しよう。
 材料は、鶏笹身とネギだけ、調味料は塩と酒、味付ポン酢。
 ネギをたっぷりハス切りにする。笹身は一口大に切る。
 少し深めの皿に切ったネギを敷き、笹身を並べ、塩を軽く振り、またネギをかぶせる。
 その上から酒を振る。酒の量は皿の底に少し溜まる程度。多すぎてもいけない。
 あとはラップをかぶせて、電子レンジで5,6分、量により時間は変える。ネギがしんなりし、霜降り程度火が通ればよい。
 味付ポン酢をかけていただく。ヘルシーで美味、是非お試しを。


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 男のレシピ −46−       厨房立男

 番外編 ビールの話

 季候が良くなってくると青空の下、スポーツなどで汗をかいたあとは何と言っても「熱燗」なんて言う人はいまい。
 やっぱビールだよビール。
 最近は地ビールブームでいろいろなものが飲める。でもどう違うんだろう?そこでちょっと調べてみた。

 日本で一般的なのは低温で発酵の後期に沈殿する酵母を使った下面発酵ビールだ。
 イギリスでは常温で発酵し、泡とともに浮き上がる酵母を使った上面発酵ビールが主流になっている。
 色の濃い薄いは麦芽の色で決まる。
 ちなみにラガービールとは貯蔵段階で熟成させた下面発酵ビールを指す。

 ギネスはイギリスのビール。つまみになるように編集したのがギネスブックだ。
 今夜はうんちくをタレながらビールを飲んでみてはいかがか。いつもやってるか。


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 男のレシピ −45−       厨房立男

 笹身のおろし煮

 昔は高級だった鶏の笹身だが、食の嗜好が変わったのか、かなり安い。脂が少なくヘルシーなこの食材を使わない手はない。

 笹身は斜めに半切りにし、片栗粉をまぶして油で揚げる。
 大根おろしはたっぷり作る。
 ダシの素で良いから醤油味のだし汁を作る。ちょうど天つゆのようなものだ。
 そのだし汁に大根おろし、揚げた笹身を入れサッと煮ればできあがり。
 笹身の食感が実によい。


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 男のレシピ −44−       厨房立男

 火のないところで燗酒を楽しむ。

 花見のシーズンがやってくる。夜桜見物も良いが、寒い。
 そんなときは燗酒に限るが、そんな屋外では無理な話。それをなんとかやってみようではないか。

 用意するもの:ビールの空き缶、はさみ、石灰乾燥剤、水、紙コップ、お気に入りの日本酒。

 石灰乾燥剤は海苔を買うと入っているアレである。1合に2、3袋要る。なるべく新しいものがよい。
 ビールの空き缶は上のすぼんでいるところを切り落とす。
 石灰を底に入れる。はじめは1袋くらい入れて、後から足した方がよい。
 回りは熱くなるのでタオルかハンカチでくるむ。
 茶さじ2,3杯水を入れ、紙コップに酒を入れて缶に沈める。紙コップはプラスチックではダメだ。
 発熱が収まってきたら水を足す、それでも足りなければ石灰を足す。上手くいけば3分くらいで飲み頃に燗が付く。
 一度家で実験してから屋外で披露しよう。あまり乾燥剤を使うと海苔が湿気るのでほどほどに。


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 男のレシピ −43−       厨房立男

 牛肉の鍋といえば「すき焼き」か「しゃぶしゃぶ」。
 赤味噌の血が流れる筆者としては、納得できない。牛肉と赤味噌、赤ワインは三位一体のバランスがある。やっぱ、この味だろう。

 牛肉の赤味噌鍋

 ダシは和風ダシ。ダシの素でよい。赤味噌は少し濃いめの味付けにする。
 具はしゃぶしゃぶかすき焼き用の牛肉、野菜、キノコ類、豆腐など。
 ネギ、ゴボウ、もやしは鍋の味を良くするので必須だ。
 残りのダシで煮るうどんや雑炊が美味い。
 赤ワインか辛口の吟醸酒をぬる燗でいただきたい。


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 男のレシピ −42−       厨房立男

 オニオングラタン雑煮

 餅の食べ方にひと工夫してみよう。
 材料は餅、タマネギ、コンソメスープ、とろけるスライスチーズ。
 コンソメスープはインスタントでよい。お湯に溶かしておく。
 タマネギは細切りにして、フライパンに油を敷き、中火で飴色になるまで焦がさないように炒める。
 餅は5mm厚に短冊切り。
 カップに、炒めたタマネギ、餅、タマネギ、餅とキャンプファイヤーの薪のごとく積み上げ、コンソメスープを注ぐ。
 最後にスライスチーズを短冊状に切ったものを餅の上に井桁に乗せる。
 これを電子レンジで3分ほど加熱するか、オーブントースターで焼く。
 チーズがとろけたらできあがり。
 餅は小さくすると驚くほど早く柔らかくなるので、餅が堅い心配は不要。


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 男のレシピ −41−       厨房立男

  以外に美味い そばめし カレー風味

 これほど下世話な食い物はないと思っていたが、実際食べてみると麺とご飯の食感の違いが新しく、以外に美味い。私なりにアレンジしてみたので是非味わっていただきたい。
 ご飯と焼きそば麺との割合は1:1から2:1、チャーハンの中にそばが混ざる感じ。
 具はタマネギ、キャベツ、ハムなどを粗いみじん切りにする。
 肉よりハムの方がお薦め。
 具を炒め、火が通ったらご飯を入れほぐす。
 麺は適当に短く切り、一緒に炒める。
 味付けはコショウとしょうゆ、カレー粉。2人前で醤油大さじ2、カレー粉小さじ1程度。

 実に簡単。麺一玉で二人前から三人前できる。昼食にいかが。


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 男のレシピ −40−       厨房立男

  ランチの定番 オムライス

 ドラマ「ランチの女王」で話題のオムライスを作ってみよう。
 中身のチキンライスだが、チキンが無ければハムかソーセージで良い。私的には魚肉ソーセージがお薦め。ヘルシーだし味が邪魔しない。またピーマンを一人前で1/4個くらい入れると味が引き立つ。
 ライスの味付けは少し控えめにしておく。

 何と言っても難しいのは回りに巻く卵だ。
 一人前2個の卵をよく混ぜる。強火にフライパンを載せ、暖まらないうちにバターを入れ、フライパンを回しながらまんべんなく縁の部分までなじませながら溶かす。バターを焦がしてはいけない。
 バターが溶けたところで卵を流し箸でかき混ぜる。1/3ほど固まってきたらフライパンを回し縁の部分まで広げる。縁の部分が形を整える上で重要なのだ。
 7分ほど固まった状態でライスを載せ、卵の前後を折りかぶせ、用意した皿にフライパンを揺らしながら移してゆき、1/3ほど皿に載った状態で一気にフライパンを返す。
 ここで失敗したら惨めなものになる。
 失敗は自分で食べ、上手くできたものを家族に食べさせる。そういう心遣いが大事。
 トッピングはドラマはデミグラスソースだったがケチャップで上等だろう。お父さんの愛情がプラスされているからね。


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 男のレシピ −39−       厨房立男

  キャベツの味噌鉄板焼き

 材料:キャベツ、長ネギ、豚肉スライス、焼きそば麺
 調味料:ミックス味噌、酒、砂糖、豆板醤、おろしニンニク

 大きめのボールに、味噌を酒で解く。ドロドロになるまで酒を加えながら練っていく。
 味噌は好みで赤味噌を加えても良い。量はかなり多め、4人分で味噌200gくらいか。
 味噌を解いたら砂糖を加え味を見ながら甘さを付け、豆板醤、おろしニンニクを入れる。
 豚肉は食べやすい大きさに切り、味噌ダレの中につけ込む。
 キャベツはザク切り、ネギも大きめに切る。
 ホットプレートを熱し、油を引く。
 キャベツをプレートに山盛りに乗せる。真ん中を窪ませ、肉をタレ毎入れる。上からネギをかぶせる。
 その上から全体に酒を振りフタをする。キャベツの酒蒸しだ。
 4,5分置いて、キャベツが少ししんなりしたら、全体を混ぜ、またフタをする。
 かなり水が出てくる。まるでキャベツを味噌で煮込んでいるよう。
 火が通ったら召し上がれ。もやし、ウインナー、いろいろ試すのも楽しい。
 具が少なくなってきたら、焼きそばの麺を入れる。
 残った味噌ダレを染み込まして、少し焦がすくらいが美味しい。


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 男のレシピ −38−       厨房立男

休みの朝は  ホットケーキを焼こう

 材料 小麦粉、ベーキングパウダー、卵、砂糖、牛乳、バター、バニラエッセンス

 休みの朝、ホットケーキを焼く甘いにおいと珈琲の香りで家族を起こしてみようではないか。
 大きめのボールに卵を3つくらい割り、泡たて器でほぐす。
 そこに小麦粉を入れる。料は一人分はだいたいご飯茶碗に7分目。4人分ならどんぶり一杯くらいか。
 ベーキングパウダーを茶さじ2杯くらいいれる。砂糖も適当に入れる。甘さは後で調整する。
 バターは電子レンジで溶かしていれる。
 牛乳、水を半々くらいで練る。少しずつ入れながら混ぜないと玉ができてしまう。
 柔らかさは、コンクリートならスランプ21くらい、自然に丸く広がる柔らかさ。
 練ったところで舐めて味を見る。
 甘さが足りないときは砂糖を足す。甘すぎた場合はあきらめる。仕上げにバニラエッセンスを振って混ぜる。

 フライパンに濡れたふきんを用意する。
 フライパンは熱したら油を引くが、よくふき取る。油が残ると水玉模様のホットケーキができる。
 熱したフライパンを濡れぶきんの上に置き、練った種をお玉で流し込む。自然に丸く広がるはず。
 弱火にして焼く。プクプクと泡が出てきて、周囲が固まりだしたら裏返す。このタイミングが難しい。
 この要領で次々焼く。家族4人なら8枚は必要だ。
 フライパン2枚で焼くと早い。
 バターを乗せ、蜂蜜かシロップをかけていただく。
 あーーー高カロリーだーーー。


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 男のレシピ −37−       厨房立男

 和風冷麺

 そうめん、冷麦も味が同じでは飽きる。
 ということで、冷やし中華風に具を盛りつけてだし汁をかけてみた。

 のせる具は薄焼き卵、ハム、キュウリなどをせん切りにしたもの。
 天ぷらなんかのせたら豪華になる。
 たれは普通のめんつゆ。付け汁よりは少し薄くした方が良い。
 ゴマを指でねじりつぶすようにかけてできあがり。おろし生姜もお好みで。
 麺はそうめんより冷や麦の方が合うと思うが、お試しを。


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 男のレシピ −36−       厨房立男

 豆腐の味噌グラタン

 材料:赤みそ、豆腐、タマネギ、生椎茸、豚肉、チーズ、ニンニク

 赤みそが以外とチーズと合うことご存じか。
 タマネギを細かく切り、椎茸、豚肉も適当な大きさに切る。
 オイルを敷き、ニンニクを入れタマネギを炒める。
 色が変わってきたら豚肉、椎茸など具を入れさらに炒め、肉の色が変わったら酒を入れる。浸る程度にお湯を入れ、味噌を解く。
 砂糖と豆板醤か唐辛子またはタバスコで味を整えるが、すこしピリ辛がよい。
 グラタン皿に豆腐を切って並べ、できたソースをかけ、チーズを乗せオーブンまたはトースターで焼く。
 豆腐が冷たいので、時間がかかる。
 豆腐は好みだが堅めの木綿豆腐が良さそうだ。
 豆腐の代わりにうどんでやれば味噌煮込みグラタンになる。


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 男のレシピ −35−       厨房立男

 ※ 番外編 ※

 金沢の料理屋で「赤ダシ」を注文すると、女店員が解らない。
 ここは外国か?隣り合わせた客が説明してくれたが、もちろん献立にない。
 旅行以外で県境を越えたことのない私にとって、味噌といえば「赤みそ」である。
 たまにゃ他の味噌でのみそ汁も良いが、豚汁は許せない。いろんな方に尋ねたが、見解の一致を見た。
 豚汁は母親の味と直結するようなのだ。
 豚汁論議になると意見がバラバラに分かれて収拾できなくなるが、みんないい顔して語り出す。
 酒が一通りまわって、和んだところで豚汁を出してみてはいかがかな。


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 男のレシピ −34−       厨房立男

 調理味噌で回鍋肉(ホイコウロウ)

 この地方独特の甘い調理味噌、いわゆる「つけてミソかけてミソ」というやつ。
 そうそうみそカツばかりやらないので、冷蔵庫で眠っているハズ。
 それを有効利用しよう。

 材料はキャベツ、豚肉の他、タマネギ、ピーマンがあると良い。
 調味料に豆板醤、おろしニンニク、酒を用意する。

 キャベツはザク切り、タマネギ、ピーマンは太めの細切り、豚肉は一口大に切る。
 中華料理屋は素揚げにするが、ここはヘルシーに行こう。
 中華鍋かフライパンに油を引き、おろしニンニクを加え具をザックリと炒める。
 順番は肉、タマネギとピーマン、キャベツの順。油が少ないのでなかなか火が通らないが、酒を多めに振ると直に柔らかくなる。

 味付けは調理味噌と豆板醤だけ。
 それを合わせて焦げないうちに火からおろす。
 いたって簡単。この要領でナスのミソ炒めもできる。


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 男のレシピ −33−       厨房立男

 長崎の味・チャンポン

 材料:キャベツ、ネギ、もやし、ニンニク、豚肉、中華麺、豚骨スープの素

 材料は適当な大きさに切る。ニンニクはチューブ入りのものでよい。
 豚骨スープはあらかじめ人数分を鍋でお湯を沸かし、作っておく。

 中華鍋を熱して油を引く。ニンニクを入れたら具を炒め、塩コショウ、酒を振りかける。スープを加え、味を見る。味が足りなかったら塩コショウを足すか、スープの素を入れる手もある。
 味が調ったら麺をほぐして煮込む。粉は落とさなくてよい。
 スープで煮込むと不思議なことに麺に腰が出る。柔らかくならない内に丼に盛りつける。
 豚の臭いが気になる人は、ショウガ汁を入れてもよい。


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 男のレシピ −32−       厨房立男

残った焼き鮭で石狩鍋

 朝ご飯に鮭を焼いたものの、残ってしまった。なんてときの昼飯にちょっと味を変えてひと工夫。

 土鍋にダシを作る。昆布とカツオ、インスタントのダシの素でよい。
 白みそかミックスみそを解く。鮭の塩加減でみその量は増減する。
 本当なら酒粕だが、無いと思うので、多めの日本酒を入れる。
 あまり塩辛い鮭は熱湯をくぐらせ塩を落とす。
 鍋の具は冷蔵庫をのぞき、野菜、豆腐、肉類、何でも適当にあり合わせる。
 ジャガイモでもタマネギでもおいしい。味にコクがないときはバターを溶かす。
 味に自信ができたら、生鮭を使い、晩ご飯のメニューにしてみよう。
 鮭はあらの部分がおいしい。


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 男のレシピ −31−       厨房立男

一人用土鍋を使った料理、第4弾
スイートポテトのグラタン

 材料はサツマイモ中2本、牛乳、とろけるチーズ。
 サツマイモは皮をむき箸の太さくらいに千切りにする。
 それを一人用土鍋に入れ、塩コショウを少し。牛乳を注ぐ。
 その量はイモの上の方がまだ出ているくらい。浪なみは多すぎる。
 それを極弱火で10分位煮る。
 煮えたところで一度混ぜ、とろけるチーズを載せて、また蓋をして1分程度、すぐにチーズは溶ける。
 これで出来上がりなのだが、あまりに真っ白なので仕上にパン粉を振りガスバーナーで焦げ目を付ける。
 ガスバーナーが無い場合はチーズを載せたところでパン粉を振り、オーブントースターに入れてもよい。まあ、やらなくてもよかろう。
 混ぜたあたりから急にとろみが出て焦げ始めるので作業はてきぱきやろう。
 でもその焦げたところが旨いのだ。


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 男のレシピ −30−       厨房立男

 夜食に最適
 おこげのお茶漬け

 夜食にカップ麺はちょっと重い。でもお腹がすいて寝られない。食べられるものは冷や飯だけ。
 なんて時におすすめ。材料はご飯と薬味のネギか三つ葉があれば大丈夫。

 ご飯はラップに包んで電子レンジで熱くする。ラップはゆったりと掛ける。
 熱くなったご飯をラップの上からこねるようにつぶして、飯ゴロシ状態にし、薄くのばす。ラップに余裕がないとここではじける。

 次はだしを作る。カツオだが、だしの素でよい、醤油で薄味を付ける。
 フライパンに油を引き、つぶしたご飯をラップを解いて強火で何度も返しながら焼く。
 表面が焼けてきたところで醤油をたらし、焦げ目を付ける。
 大きなセンベイのようになったご飯を、適当な大きさに割り、茶碗に入れ、たっぷり出汁をかけ、薬味を載せたら出来上がり。
 ダシの中でほぐしながらいただく。
 食感と香ばしさが最高の味付けになっているはず。
 お試しあれ。


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 男のレシピ −29−       厨房立男

 大好評! ラーメン鍋

 材料は豚バラ肉スライス、骨付き鶏もも肉、ネギ、中華生麺、あとは鍋に入れる白菜、モヤシ、豆腐、など適宜。
 調味料は鶏ガラスープの素、おろしニンニク、塩、コショウ、醤油、酒。

 鍋に湯を沸かし、鶏のもも肉をぶつ切りにして放り込み、鶏ガラスープの素を加える。
 麺は沸騰したお湯にザッと通し、固めに下ゆでをする。

 今度はタレを作る。
 バラ肉の脂身のところをだけ切り取り、小鍋で加熱すると脂が出てくる。
 肉がカリカリになるくらい炒めたら、みじん切りのネギ、おろしニンニクをその脂で炒める。
 切り取った赤身の部分は鍋の具になる。
 ネギの色が変わって来たら、醤油をなみ々入れ、酒も醤油の半分ほど入れる。
 塩を小さじに軽く1杯くらい加え、コショウを振る。これでタレは出来上がり。
 器に少し取り、鍋のスープで割って味を見よう。塩はそれからにしたほうが失敗しないかもしれない。

 鍋に具を入れ、食卓に移す。
 タレを少し器に入れ、鍋のスープで割る。薬味は刻みネギ。
 たっぷり野菜を食べたあとで麺を入れよう。


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 男のレシピ −28−         厨房立男

 ジャガイモのスープ

 ポタージュ系のスープ作りにはミキサーを使う。
 うちではそれ以外にミキサーの用途がない。

 材料は、4、5人分でジャガイモ(中)3個、牛乳400〜500cc、コンソメスープ。

 ジャガイモは皮をむき8つくらいに割って電子レンジで10分くらい加熱する。少し水を加えると良い。
 柔らかくなったジャガイモと牛乳を入れてミキサーにかける。
 牛乳が少ないと空回りをするので、様子をみて牛乳を足す。
 鍋に500ccくらいのお湯を沸かし固形コンソメ2個入れ、濃いめにスープを作る。
 コショウを3振りくらいしておく。
 ポタージュ状になるとコショウが混ざらないので、ここで味を作っておくのだ。
 芋と牛乳が混ざったところでこのコンソメスープを加えさらにミキサーを回す。
 おそらくミキサーは一杯になると思うので、蓋から吹き上がらないように注意しよう。
 できたらミキサーから鍋に移し、バターを一欠加える。
 焦げないようにゆっくりかき混ぜながら加熱し、煮え立ったら出来上がり。煮込む必要はない。
 この要領でコーンスープもカボチャのスープも簡単にできる。お試しを。


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 男のレシピ −27−         厨房立男

 夏はこれで乗り切れ!
 ピリッと辛い麻婆茄子

 「先月に続きまた茄子か」と、思われたあなたは、男のレシピのファンであることを自覚していただきたい。
 ネタが続くのが特徴の一つ。

 材料(3,4人分) ナス:中4本 豚挽肉:200g タマネギ:中1/2個 生姜:1片
          おろしニンニク:少々 スープかお湯:200cc
     調味料:塩、コショウ、豆板醤、合わせ味噌、醤油、酒、砂糖、
         片栗粉、サラダ油

 タマネギ、生姜はみじん切りにする。ナスは一口大に切るが、繊維方向に長く乱切りにする。
 中華料理屋だと、ナスを油で素揚げにするが、そんなことはできないので、中華鍋一つで作る。
 まずは肉味噌を作る。挽肉、みじん切りにしたタマネギ、生姜をおろしニンニクを加えて炒める。
 味付けは塩コショウを軽く、あと酒、スープかお湯を加え、味噌を大さじ2ほど解く。
 豆板醤、醤油を適宜入れ、味を見て、砂糖を入れながら味をまとめる。
 ここまでできたら、器に移し、鍋を洗いまた加熱する。
 次はナスだ。多めに油を熱したら切ったナスを鍋に入れ、すぐ返して油をまんべんなく回す。油を吸ってしまうので、油を少しずつ足しながら鍋を振る。
 ナスに火が通ったら、肉味噌を鍋に戻し、サッと煮立てる。
 味を見る必要はもうない。水溶き片栗粉で仕上げる。
 ナスを先に炒めて後で肉味噌を作ると、その間にナスの色があせて、美味しそうに見えないので、この手順を守っていただきたい。


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 男のレシピ −26−         厨房立男

ナスのミートソース、グラタン仕立てパスタ添え

 用意するもの
 ゆできしめん:1人前  ミートソース:1缶  ナス:中2本  とろけるチーズ
 鍋焼きうどん用土鍋、タバスコ

 名前は気取ってみたが、早い話が残り物料理。前日のきしめんが一玉あったんで、やってみた。

 ナスを小口切りにして炒める。油が足らないときは酒を振れば少しヘルシーになる。
 鍋焼き用の土鍋にきしめんを敷き、炒めたナスを載せ、ミートソースをかける。
 そこへタバスコをぶっかけ、チーズを載せる。
 土鍋に蓋をして、電子レンジに入れ、10分程度加熱する。
 予めミートソースを暖めた場合、時間は短くなる。チーズが解けたら出来上がり。
 土鍋料理の第3段。初回はグラタン、2回目はカレー、今度はミートソース。いかがかな。
 食卓に並べて、蓋を開ける毎に家族の驚きの顔が楽しい。


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 男のレシピ −25−         厨房立男

 レタスを買ってくると、カサ増やしなのか、青々した葉っぱが付いている。
 サラダには到底ならないのだが捨てるのはもったいない。
 そこで、先月利用したオイスターソースを使って一品作ろう。

 青いレタスの炒め物

 レタスの青くて硬い部分の葉をザク切りにする。かなりのが必要だ。豚肉を一口大に切り、あとはネギ、これも硬い青いところで良い、ザク切りにする。
 中華鍋に豚肉とネギをおろしニンニクを少し入れて炒め、肉の色が変わったらレタスを入れ炒める。
 炒めるとあら不思議、鍋一杯のレタスが少しになってしまう。かなりの水も出る。「これがレタスの正体か」サラダで食べるレタスはほとんど水を食ってることに気づく。

 味付けは酒、塩コショウ、オイスターソース、醤油と砂糖少々。薄味が美味しい。
 一味唐辛子を少し振り、味に輪郭を付ける。
 仕上は水溶き片栗粉でとろみを付ける。
 レタスのシャキシャキ感がなかなかよろしい。お試しあれ。


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 男のレシピ −24−         厨房立男

 牛肉のオイスターソース炒め
 チキンのネタが続いたので、牛肉料理を紹介しよう。
 といっても牛肉は安いところでOK。ほかにはピーマン、水タケノコ、生姜、おろしニンニク。

 全部細切りにして炒める。
 牛肉の色が変わったら、酒、オイスターソース、醤油と砂糖、ほんの少しお湯か、鶏ガラスープを入れる。
 醤油と砂糖で味を調節。仕上は水溶き片栗粉でとろみを付ける。

 ご飯かチャーハンと一緒にサラダ菜に巻いて食べるのがおすすめ。お試しあれ。


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 男のレシピ −23−         厨房立男

 今夜は気取ってイタリアン

 チキンのソテー トマトソース

 材料:チキンもも肉−−1人前1枚
   タマネギ、トマトピューレ、白ワイン、バター、砂糖、ナチュラルチーズ
   ケチャップ、牛乳、塩、コショウ

 まずはソース、タマネギを薄切りにしてバターでよく炒める。
 白ワインとトマトピューレを同量、お湯を少し差して煮込む。
 白ワインが無かったらこの際、日本酒でOK。そのいい加減さが男流。
 味が薄かったらケチャップを足す。この段階では味は薄めで良い。

 チキンは塩コショウして皮の面からフライパンで中火にして焼く。蓋をした方がよい。
 焦げ目が着いたところで裏返し、仕上にブランデーを振り、アルコールは燃やす。
 バーボンでも良いか。やったこと無いので、試した方はご一報を。

 焼けたチキンを肉汁ごとソースに入れ、少し煮込む。
 味が絡んだら、肉だけフライパンに戻し、チーズを乗せ蓋をして火に掛け、チーズをトロかす。
 オーブンがあればオーブンに入れるのだが汚すとうるさいので、これでよい。
 ソースの味をケチャップ、砂糖、ミルクを少しずつ入れ、調整する。

 皿にソースを敷きチキンをのせ、付け合わせにはパスタが良いね。
 赤ワインと、フランスパンを忘れずに。


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 男のレシピ −22−         厨房立男

 潮干狩りの季節、アサリを食べる機会も多い。でも酒蒸しやみそ汁だけでは飽きる。
 そこで本格的にスープを作ってみよう。

アサリを使ったクラムチャウダー

 男のレシピ5で紹介したオイスターチャウダーとほとんど同じだが、1年以上前なのでもう一度丁寧に説明しよう。
  材料 4〜5人分 アサリ 20個くらい
  クラッカー 10枚(白いクラッカー。リッツではだめ)
  牛乳500cc ジャガイモ 中1個   人参 中 半本
  ベーコン  3,4枚  バター、塩、コショウ

 600ccくらいの水にアサリを入れ火にかける。全部開いたらアサリとスープを分け、殻を取る。
 ミキサーにクラッカーを入れクラッシュし、粉になったところで牛乳を入れ、よく混ぜる。
 混ざったところで、アサリをゆでたスープを500ccくらい入れ、もう一度混ぜてから鍋に移し、焦げ付かないよう混ぜながら、ゆっくり加熱する。
 ジャガイモ、人参、ベーコンは3mm角に細かく切り、鍋でバターを溶かし炒める。
 炒めた具、アサリをスープにいれ、塩コショウで味を調える。しばらく煮て味をなじませた方が美味しいが、焦げやすいので気をつけよう。
 ミキサーが無い場合はすり鉢で当たっても良いが、すごく面倒だ。


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 男のレシピ  −21−         厨房立男

 チキンのトマト煮込み

 洋風煮込み料理を箱入りルーに頼っているようでは進歩がない。自分の味を出そうではないか。
 まず、トマトピューレを買ってくる。
 材料は鶏もも肉、タマネギ、人参、ジャガイモ、マッシュルーム。
 タマネギ、ジャガイモは大きめに切り、鍋にバターで炒める。
 よく炒めたらトマトピューレと同量のお湯、固形コンソメかなにか出汁になるものを入れて煮込む。
 人参は火が通りにくいので適当な大きさに切って電子レンジで加熱し柔らかくしてからマッシュルームと一緒に入れる。
 煮えてきたら味付け。
 ケチャップであらかたの味を付けてウスターソース、生クリームで味を調整。まだ肉が入っていないので、控えめの味にしておく。
 もも肉は一口大に切り、塩コショウし、小麦粉をまぶし、フライパンに多めのバターを敷き少し焦げ目が付くくらいに焼く。
 仕上はブランデー、強火にして、振りかけたら、燃やしてアルコールを飛ばす。
 焼けた肉を鍋に肉汁ごと入れ、さらに煮込み、味を調整する。丸みを出すには生クリームと砂糖を入れると良い。

 煮込むほどとろみが出て、美味しくなる。
 うまくできたら、次は完熟トマトでやってみよう。

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 男のレシピ  −20−         厨房立男

 お正月といえども、おせちばかりじゃ飽きる。といって、手の込んだ料理は面倒だ。そこで、徹底的手抜きパーティーメニューを紹介しよう。

 手巻きサンドでホームパーティー

 まず、コロッケ、豚カツ、唐揚げなど出来たものを少しずつ他種類買ってくる。
 野菜もいるのでポテトサラダ、レタス、キュウリ、トマトを買う。
 また、焼きそばなんかもアイデアだ。薄切り食パンを忘れてはいけない。
 コロッケ、唐揚げは半切り、カツも適当な大きさに切る。
 キュウリ、トマトはスライス、レタスははがして水洗い、よく水を切る。

 作るものはゆで卵をつぶしマヨネーズであえるか、四角いオムレツなんかも良い。
 ケチャップとウスターソースを混ぜたもの、バターを少し暖めてカラシと混ぜたカラシバターも用意しよう。
それだけ揃えばあとはきれいに盛りつけをし、お客を招くだけ。

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 男のレシピ  −19−         厨房立男

 愛知の味といえばかしわと赤味噌。それが主役の鍋を紹介しよう。

 かしわのすき焼き赤味噌仕立

 昆布と鰹で濃いだしをとる。
 4人分で500から600cc程度で良いだろう。
 味噌は赤味噌、出来れば八丁味噌がよい。
 味噌をとろみが出るほどに解き、酒を1合位入れ、砂糖で甘さを調整する。
 どてと味噌煮込みの中間の濃さだ。

 鍋の具は、かしわ、ネギ、糸こんにゃく、豆腐、白菜など、またモヤシを入れることをお奨めする。

 濃いだしのおかげですぐ煮え、すぐ味が付く。
 少ないだしでも次々と具を入れて楽しんでいただきたい。
 お供はフルボディの赤ワインがお奨め。
 煮え詰まってきたら酒かお湯を足す。最後はヤッパうどんかな。

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 男のレシピ  −18−      厨房立男

 低カロリーで低価格、美容と健康に良いモヤシを使って一品作ってみよう。

 豚肉とモヤシの中華風サラダ

 豚バラ肉のスライスをゆでる。
 モヤシは袋ごと電子レンジで4、5分加熱する。
 中には袋のにおいが付く場合があるが、そんなことは気にしない。
 タレは味噌1、醤油1、酒2、砂糖1の割合、おろしニンニク少々、豆板醤か唐辛子を加え、鍋で 加熱しながらよく混ぜ、焦げないうちに火を止め胡麻油を加える。
 大きめの皿にモヤシを広げ、豚肉を乗せ、アツアツのタレをかけて出来上がり。
 香菜などあれば添えたい。無い場合は白髪ネギでも乗せればおしゃれだ。

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 男のレシピ  −17−      厨房立男

 脇役が主役になるか
  フライドポテト

 アメリカのレストランで付け合わせにド山に出てくるアレである。
 100%脇役だが、揚げたてはかなりうまい。冷凍で間に合わせることが多いが、ジャガイモからやってみよう。

 ジャガイモはたわしなどでよく洗い、芽は取り、皮の付いたまま櫛形に切る。
 大きさによるが八つから十位に割る。
 これを下ゆでなどしたのでは男の料理ではない。
 水気を軽く取ると150゜位くらいのぬるめの油に放り込む。
 油の温度が上がりすぎないよう火加減を調整し、時どきさばきながら、10分から15分程度揚げる。というより、放置に近い。この時間を利用して他の料理をつくる。

 串が通るようになったら、強火にし、油の温度を上げ、カラッと仕上げる。
 ザルに紙を敷いて取ったら、軽く塩をまぶす。
 このままでも良し、バターを乗せるのもまた良い。

 アツアツを口に入れたあと冷たいビールを流し込む。 あーーーサイコー。


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 男のレシピ  −16−    厨房立男

 夏ばて解消 カレー鍋

 9号で紹介したカレースープの鍋版だが、好評なので紹介しよう。

 スープは煮立ったお湯に和風だしの素、醤油を入れ薄味にする。そこにカレーの素を解く。
 辛口のカレーが良いね。ドロドロにしない、味を見ながらカレーを足していくとよい。
 味の仕上に一味唐辛子を振る。これが決め手。味に輪郭ができ、舌触りもよくなるのが不思議だ。
 鍋の具はネギは必需品、あとは何でもよい。
 白菜、モヤシ、豆腐、餃子、豚肉、鶏肉、ソーセージ、ベーコン、キノコ類etc.あり合わせの材料を適当に放り込む。
 仕上はうどんかラーメン。ラーメンの場合は軽く下ゆでをし、粉を落としておく。

 暑いといって口当たりのいいものばかり食べてちゃダメ。もう9月なんだからこれを食べて体力回復だ。

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 男のレシピ  −15−     厨房立男

 だし巻で昇級試験

 レシピ4でプレーンオムレツを紹介したが、今回は和食版、だし巻に挑戦しよう。
 「なんだ卵焼きか」と馬鹿にするものではない。

 卵は3〜4個、だし汁は卵1個に15〜20cc、鰹だしの素で十分、お湯にとかし、さます。
 溶いた卵にだし汁、砂糖、塩ひとつまみ入れ、よく混ぜる。
 砂糖の量は好みで加減する。あまり多いと焦げやすいので注意。

 卵焼き用の四角いフライパンを熱し、油を引き、ペーパータオルなどでよく拭き取る。
 油を吸った紙は捨てない。それで少しずつ卵を入れながら巻いていく。
 お好み焼きのヘラを使えば簡単なのだが、それではいけない、箸で巻くのだ。ヘラより、箸の方がふわっと焼ける。
 フライパンを持ち上げながら箸で返していく。空いたところに油がしみこんだ紙で油を引き、また卵を流して巻く。
 1回の卵の量が少ないとパサパサになり、多いと焦げたりうまく巻けなかったりする。
 この連続でうまくできたら合格だ。

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 男のレシピ  −14−    厨房立男

 ビールの恋人 手羽先の唐揚

 肉屋やスーパーでは手羽先を先端を切り落として「手羽中」として売っている。値段が安いのが魅力だ。

 下味の付け方は強力だ。塩コショウをするのだがコショウは色が変わるくらい多めに振る。
 そこに粉ガーリック、全体がうっすら白くなるほどにかける。
 おろしニンニクでも良いが粉ガーリックの方がうまい。
 あとは酒と醤油を少々、全体が湿る程度でよい。

 味がしみるまで待てないので小麦粉をまぶす。多すぎてはいけない、混ぜるとネバネバの状態になる。
 これを天ぷらのように揚げても良いのだが、フライパンに多めに油を引き焼くと揚げるの中間で、ガリッとなるように焼いた方が食感がいい。

 あんなにかけたはずのコショウやガーリックが気にならない。
 夏のビールの友に最高だ。

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 男のレシピ −13−     厨房立男

 休日のブランチ ピザトースト

 休日遅く起きて少しぼんやりとしているとすぐに昼。
 何もしない妻とビービー泣く子供のためにブランチを作ろう。

 まず、食パンととろけるチーズは近くのコンビニかどこかで買ってくる。
 台所に転がっているタマネギを刻み、ほぐしておく。

 オープントースターで食パンを2枚重ねて、片面だけ焼く。
 焼けた面にタマネギを乗せ、チーズをばらまく。
 その上にソースだが、ピザソースなんて上等なものは無いから、ケチャップベースに白ワイン(無かったら晩酌の残りの日本酒でいい)を少し加えタバスコを振って混ぜる。
 そのソースをスプーンでまばらにかける。べったり塗ると辛い。
 普通はパンの上に直接塗るのだが、チーズの上の方が出来上がりの食感がいい。

 その上にトッピング。
 ベーコンでもハムでもソーセージでもツナ缶でも何でもいいからそこら辺のものを乗せて、オープントースターで焼けば出来上がり。

 水でさらしていないタマネギとタバスコのために少し辛い。それがビールと良く合う。

 これだけやっとけば文句はない。ビール飲んであとは昼寝だ。

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 男のレシピ −12−      厨房立男

 ミンチカツでイタリアン

 肉屋で買ってきたミンチカツを使ってイタリア料理風にアレンジしてみよう。

 ミンチカツにとろけるスライスチーズを乗せ、オーブンなどで焼く。
 ソースはケチャップ、ウスターソース、白ワインか酒、を混ぜ砂糖少々、バターを入れ加熱する。
 焼けたミンチカツにパスタかゆでたジャガイモなどを添え、ソースをかければ出来上がり。

 焼くことで無駄な油が出て、カリッとした食感が楽しめる。

 家計も時間も節約した1品。節約した食費でチリ産の赤ワインはいかが。

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 男のレシピ  −11−       厨房立男

 春に美味しい「アサリ」を使って本格的?イタリア料理、スパゲッティボンゴレに挑戦しよう。

 アサリはよく砂を吐かせ、表面の水気を取る。
 にんにく、タマネギをみじん切りにし、鍋かフライパンを熱くし、多めのオリーブオイルを使い強火で炒める。
 タマネギに油が回ったら、アサリを入れ、白ワイン(無ければ日本酒)を多めに振る。
 そこに皮をむいた完熟トマトか缶詰またはトマトピューレを入れ、アサリが口を開けるまで待つ。
 アサリの口が全部開いたらケチャップ、ウスターソース、砂糖を少し加え味をみる。
 味が少し足りないくらいでちょうど良い。

 ゆで上げたパスタにたっぷりかけて召し上がれ。

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 男のレシピ  −10−    厨房立男

 今回は画期的な食品保存法を紹介しよう。
 買いすぎた正月の餅が1ヶ月以上経っても全くカビが付かないので実証済みだ。

 密閉できるプラスチック容器に餅などを入れ、蓋の裏に1、2個使い捨てカイロを封を切って貼る。
 もまない方が良い。初め熱がでるので食品にふれるのはまずいので、貼るタイプではない場合は工夫が要る。
 冷蔵庫に入れる必要はない。

 これだけだ。

 使い捨てカイロが熱を出すのに酸素が必要だという点に着目。
 見る見る容器が凹み、酸素が無くなっていく。酸素が無くてはカビが生えないということだ。
 開閉を頻繁にするのは好ましくないので、数日使う分だけ出し、カイロを替えておく。

 使ったカイロはまだ使えるので、腰に貼る。それは自由だが。

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 男のレシピ −9−      厨房立男

 和風カレースープ

 昼飯に残り物を食うのも、自営設計事務所の宿命か。
 でもバランスは気を付けたい。そこでおすすめはこのスープ。

 冷蔵庫にある野菜や肉、油揚げ、豆腐、、早い話が何でも良い、種類が多い方が良いだろう。
 適当な大きさに切って、和風だしの素を入れて煮る。

 煮え立ったら醤油で薄く味を付ける。ここで味をみる。野菜や肉から既にうまみが出ているはずだ。

 それを確認した上で固形カレーを入れて解く。煮すぎないのがコツ。
 5分でできるので忙しい昼にはもってこいのメニューだ。
 仕上げに一味唐辛子を振る。辛みを増すのではなく、味を引き締めるのだ。

 暑さ寒さも吹っ飛び、野菜も十分取れる。
 うどんにかければカレーうどんになる。

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 男のレシピ −8−     厨房立男

 料理は出来てもスープがインスタントだったりすると興ざめだ。
 そこでお父さんの出番。パッと短時間でスープを作って家族の鼻を明かそうではないか。

 チンゲン菜(白菜)の中華風スープ

 あらかじめ鍋にお湯を沸かし、鶏ガラスープの素を溶いておく。
 チンゲン菜または白菜はザク切りにする。
 中華鍋を熱くし、油を引きおろしニンニク少し入れて手早く炒め、ザッと火が通ったところで溶かしたスープを中華鍋に注ぐ。
 これで出来上がりだが、溶き片栗粉でトロ味をつけ、解き卵で仕上げてもよい。
 コクのある味に驚くこと請け合いだ。

 コツは菜っぱの炒め方。モタモタしているとシャキシャキ感が無くなるので手早く炒めることだ。
 

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 男のレシピ −7−   厨房立男

 残り物のカレーでドリア

 昨晩の残ったカレーはウマい。
 「でも2日同じ味というのもチョットね」という方におすすめのカレードリアを紹介しよう。

 鍋焼きうどん用の土鍋に薄くご飯を引き、トマトのスライスを並べる。
 その上にカレー(残り物に限らずレトルトでも良い)を掛け、タバスコをチョット多めに振る。
 とろけるタイプのチーズを載せ、蓋をして電子レンジで4〜5分。チーズがとろければ出来上がり。
 トマトの酸味とチーズのマッチングは良いと思うが、トマトを抜いても良い。

 味のポイントはタバスコ。かけすぎたくらいでちょうど良い。

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 男のレシピ −6−   厨房立男

 料理は苦手でも「インスタントラーメンくらいは出来る」という諸氏は多かろう。
 そこでインスタントラーメンをレベルアップしてみたらどうか。

 用意するもの
  インスタントラーメン、豚骨スープの素(顆粒)、
 おろしニンニク(チューブ入)、野菜、豚肉

 中華鍋に油を引き野菜、豚肉をおろしニンニクを少し入れて炒める。
 そこに沸騰したお湯をやや多めそそぎ、ラーメンに付いている粉末スープを入れる。
 豚骨スープの素を1人前で小さじ半分程度加える。
 スープの味をみたところで麺をいれ、ほぐれたところで丼に移す。
 箸で麺をほぐしたり、かき混ぜたりしてはいけない。まだ四角い形があるくらいでちょうどいい。

 一度挑戦していただきたい。特に塩ラーメンはおススメ。

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 男のレシピ  −5−        厨房立男

 前回、オムレツとともにポテトスープを紹介したが、今回はその続編として、

 大人の味 オイスターチャウダー にチャレンジ。

 材料 4〜5人分
 ムキ牡蠣 10個くらい(1袋)
 クラッカー 10枚(白いクラッカー。リッツではだめ)
 牛乳500cc
 ジャガイモ 中1個   人参 中 半本
 ベーコン  3,4枚  バター、塩、コショウ

 600ccくらいの沸騰したお湯に牡蠣を入れ、少し煮て、スープを煮出し、牡蠣をざるにあげる。
 ミキサーにクラッカーを入れクラッシュし、粉になったところで牛乳を入れ、よく混ぜる。
 混ざったところで、牡蠣のスープを500ccくらい入れ、もう一度混ぜてから鍋に移し、焦げ付かないよう混ぜながら、ゆっくり加熱する。
 牡蠣は1cm角に切っておく。
 ジャガイモ、人参、ベーコンは3mm角に細かく切り、鍋でバターを溶かし炒める。
 炒めた具、牡蠣をスープにいれ、塩コショウで味を調える。
 しばらく加熱して味をなじませた方が美味しい。

 ちょっと今回は専門的になってしまったが、初めてつくっても、味は決まるはず。以外に簡単で、「腕が上がったか」と錯覚する。

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男のレシピ −4−   厨房立男

休みの日の朝食メニュー  プレーンオムレツとジャガイモのスープ
 家族が寝ている間に朝食を作って親父の株を上げよう。

ジャガイモのスープ4人分
 ジャガイモ 中2個、固形コンソメ2個、牛乳500cc

 ジャガイモは皮をむき、4つ割程度にして、ラップをかけ電子レンジにかければ15分くらいで柔らかくなる。
 それに牛乳を少しずつ加えながらミキサーにかける。
 水500ccを沸騰させ固形コンソメ2個を溶かしたものを加え、さらにミキサーをかける。
 ミキサーから鍋に移し火にかけ、焦げないように混ぜながら、塩コショウ、バターなどで味を調える。
 少し煮立ったら出来上がり。

プレーンオムレツ
 卵1個に15cc位の割合で牛乳を加えてかき混ぜる。
 フライパンには熱くなる前にバターを入れ、全体に広げ、返しに使う向こう側のヘリにもバターを行きわたらせる。
 バターが焦げないうちに卵を入れ、半熟状態で向こう側のヘリを使って形をまとめる。
 これができたら、あなたのフライパンの腕は一人前。トライあれ。

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男のレシピ −3−          厨房立男

お茶漬け

 市販のお茶漬け海苔が無かったら、番茶をメシにかけて喰ってるアンタ、もうそんなことは止めなさい。

 まず、昆布茶と練りわさび、それと三つ葉を用意しよう。この3点あれば具を変えることでバリエーションを楽しむことができる。

 焼き鮭をほぐし、ご飯に乗せ、刻んだ三つ葉、わさび、昆布茶の粉をかけ白湯を注げば鮭茶漬けの出来上がり。昆布茶の量は具の塩加減などを考慮して調整しよう。
 塩昆布を加えるとさらに美味しい。
 塩昆布だけでもこの3点を使えば、見違えるほど美味い。
 海苔茶漬け、梅茶漬けなど挑戦してほしい。

 絶品は何と言っても鰻茶漬けだ。蒲焼きを細かく切ってご飯に混ぜ、三つ葉、わさび、昆布茶でいただく。
 んーー…、たまらん!。

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男のレシピ −2−         厨房立男

味噌ラーメン

 今回はお店の味のラーメンに挑戦しよう。
 まず、鶏ガラスープの素を買おう。これはなかなかのアイテムになる。
 後は麺だが、麺だけ売っていないことが多いので、捨てても惜しくないスープ付きを買ってくる。

材料 中華麺、鶏ガラスープの素、昆布、生姜、ニンニク、豚肉、野菜類、合わせ味噌、すりゴマ

ア.野菜類は冷蔵庫にある物、何でも良い。豚肉とともに適当に切っておく。

イ.スープは人数分丼ではかり、昆布を入れお湯を沸かし、スープの素を溶かしておく。鰹だしの素があれば少し入れると良い。昆布の代わりに昆布茶を使う手もある。

ウ.麺をゆでる鍋はなるべく大きい物がよい。たっぷり沸かす。

エ.中華鍋かフライパンを熱くし、油を敷きニンニクを適量入れてアの具を炒め塩コショウをふる。

オ.中華鍋にスープを入れるか、スープの鍋に具を入れるかは、鍋の大きさと相談。

カ.味付けはおろし生姜の汁、合わせ味噌を溶かし、酒、砂糖少々、唐辛子か豆板醤(お好み)、すりゴマで付ける。  後は麺をゆで、盛りつければ出来上がり。おろし生姜と味噌という個性の強い物で味付けをするので、以外に簡単にお店の味が出る。これでお父さんの株がまた上がる。

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男のレシピ −1−         厨房立男

 女性建築士の設計する家は主婦の動きに配慮が利き、評判がよい。
 家造りに亭主が口を出すのは「トイレと風呂」だけというのではあまりに寂しい。
 女房たちのエリアに侵入して、厨房から男の家造りを考えようではないか。

 料理初心者の男性建築士にお届けする簡単レシピ。これで今晩はお父さんが主役。
 その第1回目は

 ポテトとベーコンのグラタン

 材料 ジャガイモ:中2個 タマネギ:中1/2個
    ベーコン:2〜3枚 牛乳:200cc位
    とろけるチーズ、パン粉、コショウ
 道具 フライパン 土鍋(鍋焼きうどん用の小さいもの)

ア、ジャガイモは皮をむき、2mm程度にスライスし、電子レンジにかけ柔らかくしておく。
 タマネギも薄切り、ベーコンは2、3cmに切る。

イ、アの材料をフライパンで炒める。塩味はベーコンから出るのでコショウだけ振る。

ウ、イで炒めたものを土鍋へ移し、牛乳を材料が頭が出る位いに注ぎ、とろけるチーズで表面を覆い、パン粉を振る。

エ、ウの土鍋を蓋をせず、オーブンかオープントースターを高温にして入れ、チーズが解け、パン粉に焦げ目が付くまで焼く。

 ホワイトソースを作らなくても、ジャガイモの澱粉が溶けだし、少しとろみが出る。逆に焦げ付きにくいので土鍋にバターを塗る必要もない。

 これで出来上がりだが、蓋をして食卓に出す事を勧める。蓋を開けたとき家族の顔が変わること請け合いだ。