NA.home通信 311号
10.apl.2010

 先日、栄の歩道で、対向の人の塊を避けようとビルの軒下に入ったところ、私とビルの狭い隙間に後から自転車が突っ込んできて、網カゴが私の手に当たった。
 怪我はなかったが、痛かった。自転車はそのまま隙間をすり抜け、中区役所前の歩道に駐めると、小走りに建物に入っていった。呼び止めることも出来たが、大人げないと思い留めた。
 
 自転車は道交法では軽車両だから車道の左端を走ることなっている。でも車が駐めてあると走る場所がない。右車線にふくらんで走るのは死ぬ思いである。40kmくらいで走っていれば可能だろうが、普通の自転車では無理である。やむを得ず歩道を通るときは「徐行」することになっているが、守られていない。
 まだ名古屋はそんなではないので良いが、東京はひどい。ベルをリンリン鳴らして人波をかき分けて突っ走ってくる。歩道は自転車が優先だと思っているに違いない。
 
 会議が終わってみんなでドヤドヤと歩道に流れたとき、向こうから来る2台の自転車、案の定ベルを鳴らして道を空けろと言わんばかり。
 そんなことに怯む親父どもではない。自転車を押し返すような迫力である。動きを制せられた自転車はあからさまにイヤな顔を表した。
 場所は幕張、道は広いし、なんで車道を走らないのだろう。関東では自転車は車道を走るなとでも指導しているのだろうか。

 私も自転車に乗る。路上駐車が一番困る。
 コンビニの荷下ろしは駐車場に入れてやれ。車のディーラーは陸送車の入る駐車スペースを確保しろ。信号待ちの車は、左端を空けて停まれ。
 はみ出して駐めてある高級外車、ペダルをこすりつけるぞ。

HOME   LIST     310号    312号