NA.home通信 237号

4.dec.2005
 10年ぶりに半田市ふるさと景観賞の選考・審査があった。
 選考委員会は10月22、23日の二日間。私たち建築士会の役員はそのお手伝い。
 応募は200件を超え、重複もあるので140ヶ所ほど候補が上がっている。それを一次審査で実際見に行くところを絞る。
 
 朝10時半から昼休みを短縮してなんとか2時にはコースが決まった。現地調査はその日と翌日の午前中。
 初日は車で走れる周辺地区を回り、翌日は半田の中心街を見ることにした。
 
 審査員の先生6名と市の担当者2名、案内役の私たち7名、計15名、亀崎の町から乙川、岩滑、板山と回ったところで予定の5時となった。
 このまま市役所に帰ろうとしたら、
 「明日楽になるからもう少し回ろう」と審査員側から声が上がり、40分ほど延長して成岩地区を回った。おかげで懇親会開始が遅くなった。
 翌日は半田市街中心。ミツカン酢の辺から歩き出し、北へ行き、それから西へ。最後は雁宿公園の北の階段を登った。
 延べ5〜6kmは歩いただろうか。さすがに最後の坂はきつかった。最高齢は写真家の村井修先生。80才近いのでは、あるいは超えているかも。お丈夫であります。
 
 最終審査は午後。選ぶのは6点。ハラハラドキドキである。
 というのもわが作品、「蔵の味」が選考に残っているからだ。6名の審査員がそれぞれ6票持ち、投票。
 そこで過半数の4票以上獲得したのは文句なし。蔵の味は3票。
 決選投票に持ち込まれ、なんとか滑り込んだ。やれやれである。
 3年ごとに行われるはずだったふるさと景観賞が予算の関係で延期され、ずいぶん待たされた。
 外の壁を塗り直して良かった。去年のままなら落ちたかもしれない。
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