NA.home通信 220号

9.nov.2004
 事務所の奥に捨てられないものがあった。
 CAD導入時に購入したパソコン、プロッターなど。ソフト込み月々10万円を超えるリース代を支払ったシロモノ、ここ数年全く電源を入れていない。耐震診断の書類がたまってきて、どうしても本棚が必要になり片付けることにした。

 友人からトラックを借りて、ここらのものや、乗らなくなった自転車2台、その他いらないもの全部積み込んでクリーンセンターへ出かけた。
 ところが、パソコンや事業ゴミは取らないというのだ。
 自転車や家庭のゴミは良いけど、混載してきては受け取れない、積み直してきてくれと。それもたいへんなこと、何か良い方法は無いか。
 金属ものは金属回収業者へ持っていけば取ってくれるかも、と場所を教えてもらったので、有楽町の協和金属へ向かう。そこでコピー機の台、プロッターの脚、自転車を取ってもらった。自転車はタイヤが付いているということで1台700円払った。市へ持っていけばタダだけど、また積み替えるのも面倒だし。
 残るはパソコン、周辺機器、プロッター本体。
 買ったところとはもう取引ないし、周辺機器はほとんど大須。仕方がないので自分で全部解体することにした。
 二日にわたり4時間ほどかけ形がないほどバラバラにして、金属、プラスチック、基盤などに分別した。ここまでやれば燃えないゴミで出しても問題なかろう。

 事務所の空いたスペースにディスプレーで使った残材の針葉樹合板で本棚を作った。
 最近は棚類など必要なものは板などで作ることにしている。それも接着剤を使わず、ビスで揉んで作っている。理由はいらないとき簡単に壊せるし、残材を再利用できるし、木だから処分も簡単だからだ。
 多少不格好でもリサイクルを考えないとひどいことになる。今回のことでもまた骨身にしみた。

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