NA.home通信 174号

3.feb.2002
 小学3年の師走、友人Jが勝手に申し込んだ「天才クイズ」お正月スペシャルの応募が当たり、会場のCBCホールへJの父親付き添いで入った。
 例の○×の帽子をかぶるのはJ。順調に勝ち残り、立っているのは広いホールのなかでもパラパラになってきた。
 ここで勝ち残ればステージへというときに、Jの解らない問題になった。
 私は解ったのだが、付き添いの父上と意見が分かれ、Jは父親の意見に従った。
 結果はステージに上がることができず、その場に着席。ステージに上がった最年少は4年生だった。
 あれほど悔しかったことはない。これがテレビ出演ニアミスの第1日目となる。

 中学1年の秋、我が半中ブラスバンド部に、マーチの依頼。
 練習はわずか数週間だった。付け焼き刃にレパートリーを1曲増やし、日の短いグランドで行進練習もした。
 半田市主催のパレードは暴力追放がテーマ。何も知らないへたくそな中学生の演奏を先頭に、パレードは行進する。
 その模様はドキュメンタリーでテレビ放送されるというので、ビデオのない時代、眠い目をこすって見た。
 先頭はトロンボーン、その後木管楽器が続き、トランペットの後ろが自分のパートのホルンなのだが、右端の先輩が映った瞬間、カットが変わった。
 手だけは映ったようにもみえた。これが2度目のニアミス。

 3度目の正直は、新年早々、仕事をキャンセルされ、落ち込んでいるさなか飛び込んできた。
 収録3時間、2度の電話取材もあり、あれだけの放送時間でよくまとめられてあった。
 たくさんの方から「見たよ」と声掛けられ、照れくさいがなんかうれしい。
 今度は敷島の食パンとなごやん5個入りではなく、ちゃんとギャラをいただいた。
 とりあえず、ステージには上がったというところか。今度は取り損なった天才賞を取りたいね。

 ※ 1月18日、名古屋テレビ「TRYあんぐる」出演がテーマになっています。

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