NA.home通信 123号

                 7.feb.1999

 私のヘアースタイルはこう見えてもパーマヘアーで、もう17年くらい続けている。
 だから子供たちはこの髪型しか知らない。

 無精な私が何でパーマをかけるかと言えば、「楽」だからだ。ブラシでとくだけでよいし、2ヶ月、頑張って3ヶ月保つ。
 元来、直毛で寝癖が付いた日にゃ朝30分ドライヤーを当てなきゃいけなかった。
 結婚前から1年ぐらいパーマにして、結婚したら金がないのでスポーツ刈りにしてみた。
 すると客(あまり良い客ではなかったが)からかなり強い口調で注意された。

 「職業に似合うスタイルというものがある。そんな髪型はいけない」と。

 それからまた延ばして細いロットから太いのになるのに1年かかって、ようやくもとのパーマヘアーに戻った。

 でも、とこやに行くのが一苦労である。時間がかかるのだ。
 正味2時間はかかるので、待ち時間を入れ3時間は覚悟しなきゃならない。
 自分の仕事に時間の余裕があり、店がすいていそうな時を狙って行くのだが、ままならない。
 また、2時間以上何もせず座っているのが大変だ。それをしのぐには寝るが一番。
 髪の毛を引っ張られようが、冷たい薬液をかけられようが、熱いお釜をかぶせられようが

        ”寝る”のだ。

 これには10年くらいの修業が要る。
 これで寝られりゃどんな環境でも寝られるようになるので、不眠症の方にはこの修業をおすすめする。

 40代も半ばになり白髪も増えてきた。いつまでこれを続けるか考え物だが、パーマのかけようのない同年の友人の頭をみると、「頑張ってパーマをかけ続けよう」と思うこの頃である。


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