わが家の窓はドイツ製
成田完二の 勝手にコラム   eco 003
 断熱リフォーム後、8回目の冬を迎える。灯油ストーブの出番はそれ以来無い。
 わが家のサッシはドイツ製。ドイツ人の奥様を持つ長野市のW社のO社長の仲介で輸入した。その後もこのルートで入れている。使うのは、わが家が一号になる。
 国産の断熱の良いサッシは予算が合わず、ダメ元で見積をお願いすると、翌朝メールが来ていた。何という早さ。ドイツの時差が出来る技なのだろう。
 また、サイズが全てオーダーで、既存の窓枠サイズに合わせられる。何より値段が安い。日本の港渡しでこの値段?と疑うほどで、税金や国内輸送費が掛かるが、予算内で樹脂製トリプルガラスのサッシが手に入った。
 
 サッシが取り付いたのは8月、妻から苦情が来た。サッシが熱いと言う。
 トリプルガラスでそんなことがあるのか。ドイツ語や英語のホームページを苦戦して調べると、どうやら太陽熱を入れる性能のガラスらしい。
 やられた。ドイツは寒いからそれが標準なのだ。仲介のOさんも長野だからこれで良い。気付かなかった。次からは日射をカットするガラスを忘れずに注文している。イタリア向けらしくStopSol-Grass。Stopは英語でSolはイタリア語。違和感がある。
 
 西日の当たるのでその点が失敗だが、寒くなると俄然効果を発揮する。
 今年も暖かいわが家で年の瀬を迎える。子ども達は帰郷するかな、可愛い孫たちを連れて。
全国商工新聞 2021.11
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